法務省は9月10日、今年度の司法試験合格者を発表した。本学法科大学院修了者からの合格者は24人、合格率は約21％だった。大学別合格者数では全国12位、西日本私大では1位となった。合格者のうち、８人は初回受験者。そのうち、本学法学部から本学法科大学院既修者コースに進学した受験生の初回合格率は約50％であった。これは、予備試験合格者を含む全国平均の33・6％を上回っている。
本学が多くの合格者を出した要因の一つに、エクステンションセンターが行う様々な支援制度がある。その一環として行われる弁護士ゼミは、本学卒業生の弁護士による答案添削が実施され、昨年度は在学院生の約7割が参加した。また昨年度からは無料で、学生同士の朝の相互学習や、教員による個別面談などの取り組みも新たに実施された。
エクステンションセンターは、今後も学生と卒業生との縦のつながりや、学生一人ひとりのレベルに応じた支援をより強化していく方針だ。（石井）
