学園祭「衣笠祭典」が7日、衣笠キャンパスで開催された。「125%」をテーマに掲げ、約1カ月にわたって盛り上がりを見せた本年度の学園祭。学園創立125周年を迎える節目の年に、衣笠祭典はフィナーレを飾った。
本年度の学園祭は、11月16日にBKC祭典で幕を開け、23日にはOIC祭典が続き、衣笠祭典にバトンがつながった。冬晴れの中、来場者は衣笠に足を運んだ。
■書道部が「雅」に筆走らす 中央ステージで
中央ステージでオープニング企画が行われ、本学書道部が登場した。楽曲に合わせてその場で紙に歌詞を書くパフォーマンスを披露。中央ステージのテーマ「雅(みやび)」の文字も力強く書いた。
SEKAI NO OWARI「最高到達点」やBUMP OF CHICKEN「アカシア」、SPYAIR「オレンジ」、緑黄色社会「花になって」の計4曲の楽曲を使用した。
夏休み明けから2カ月ほど準備し、選曲から演出まで一からパフォーマンスを作り上げた。パフォーマンスを通して、「雅」らしいものを観客に届けられるように心掛けたという。
パフォーマンスを披露する書道部今回のパフォーマンス責任者を務めた森下華瑚さん(文2)はパフォーマンスを終えて、「大変なこともあったが、楽しく最後までやり切れてよかった」と話した。
(井本、矢野)
■団体企画 個性輝く
48団体が参加した団体企画では、さまざまな団体が日頃の成果を発表した。
以学館前広場では、RWF立命館プロレス同好会による学生プロレスが行われた。同会の選手のほか、同志社プロレス同盟の選手も出場した。
この日のメインイベントは、同会に所属するミラノジャンクションJCT選手の引退試合。同選手ら4人のレスラーが二手に分かれてタッグマッチで対戦した。技が決まるたびに客席から歓声が上がった。試合中盤では引退する同選手に対して、部員が次々と攻撃する「トレイン攻撃」も行われた。
試合中盤にトレイン攻撃をくらうミラノジャンクションJCT選手(手前)
パイプ椅子を用いて対戦相手を攻撃するミラノジャンクションJCT選手観戦した近所に住む夫婦は「迫力があって面白かった」と笑顔を見せ、続けて「けがをしないようにしっかりと鍛えてほしい」と述べた。
このほか本学落語研究会による寄席が、以学館多目的ホール3で15人の同好会員により披露された。会場にはほぼ満席となるなど多くの人が訪れ、立ち見する人も現れるほどだった。
寄席で「火炎太鼓」を披露する桜井さん「火炎太鼓」を披露した、立の家有栖こと桜井公士郎さん(産社2)は「初めて見る人にも分かりやすい落語を意識しながらした」と振り返った。
普段から落語をよく聴くという奥田くるみさん(産社2)は、大学の友人と桜井さんの公演を観覧。公演後、奥田さんは「(桜井さんの公演は)小ネタが多く、面白かった」と話した。
(星野、室山)
■西ステージでリツブラ集結 応援団と初コラボ
西側ステージでは、本学応援団チアリーダー部「PeeWeeS!(ピーウィーズ)」とリッツ・ブラザーズ(リツブラ)が初めてコラボした。
リツブラは衣笠担当のケビン、BKC担当のビリー、OIC担当のオスカーの3兄弟。3兄弟全てそろって応援団と共に踊った。応援団は「(リツブラの)かわいい振りもあるのでぜひ一緒に盛り上がってほしい」と観客に呼び掛けた。
応援団と共に踊るリツブラのビリー(左)とケビン
3兄弟そろって応援団と共に観客を魅了した
リツブラを持ち上げるチアリーダーたちパフォーマンスの最後には、チアリーダーたちがリツブラを持ち上げ、観客を驚かせていた。
(小牧、吉江、原田)
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