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「京都鉄道博物館前にJR新駅」 利便性向上へ

新駅駅舎の完成イメージ

 JR嵯峨野線・京都―丹波口駅間に新駅「梅小路京都西」が来春開業する。同駅は京都商工会議所などの要望書を受け、京都市とJR西日本が共同で事業化した。

家族連れに優しい駅舎

 京都水族館や京都鉄道博物館、梅小路公園など、さまざまな観光資源が集積する「梅小路エリア」。その中心部に新駅が設置されることにより、梅小路エリアの各レジャー施設へのアクセスの向上が見込まれ、1日の乗降者数は7000人を予想している。

ホームには混雑時や小さな子ども連れの家族が多く訪れる地域特性に合わせ、安全確保のために可動式ホーム柵が設置される。また周辺整備事業として、梅小路公園の再整備や廃止された短絡線を活用した歩行空間、駐輪場の整備が計画されている。

京都らしい色調も

 駅舎は「梅小路公園及び京都駅西部エリアの玄関口として、鉄道を意識していただきつつ、地域との連携をはぐくむデザイン」を基本コンセプトとした。公園と調和し地域のシンボルに

なるよう、京都らしい色彩が用いられる。なお、同駅新設に伴う列の増発など、ダイヤの改

定は検討中だ。(小板橋)

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