夢洲駅は地下2階構造。天井は日本の鉄道の正確さ、高い技術力を示す、世界に誇る「運行ダイヤ図」を、おもてなしの心を込めて日本の伝統的な「折り紙」で表現。壁面には大型サイネージが設置され、多彩な映像が天井に映り込むことで、空間の印象を変化させる。
また、照明の色温度の変化やサイネージの演出により、地下でありながら、移り変わる時間の流れを感じることができる豊かな空間を提供。天井に映り込む中央部を白く明るくし、壁際にいくほど濃い色となるグラデーションを施し、日本の風景や四季にも通じる濃淡表現で空間に広がりを創出する。
現在、夢洲における国際観光拠点の形成に向けたまちづくりの状況を踏まえ、夢洲への鉄道アクセスにかかる整備の方向性について検討を行うため、有識者等の意見を聴くとともに、関係者による意見交換を目的として、夢洲アクセス鉄道に関する検討会が開催されている。
検討会では、答申路線である北港テクノポート線(コスモスクエア―夢洲―舞洲―此花方面)および中之島新線延伸(中之島―西九条―千鳥橋―新桜島)に加え、JR桜島線延伸(桜島―舞洲―夢洲)および京阪中之島線延伸(中之島―九条)を検討対象路線とし、優位性の比較、今後の課題整理などを行う予定。(八木)
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