10月30日から11月3日にわたって川崎重工ホッケースタジアム(岐阜県各務原市)で開催された全国日本学生ホッケー選手権大会にて、本学の男子ホッケー部が準優勝、女子ホッケー部が第4位の結果を収めた。両ホッケー部は前回大会にて同時優勝しており、本大会は連覇をかけて出場したものだった。
本大会はコロナ対策のため無観客試合を実施し、観戦にはライブ配信を導入。前大会で上位の成績を収めたチームを含む男子24校、女子16校が出場権を獲得しトーナメント戦で優勝を争った。
男子ホッケー部は準決勝で山梨学院大と対戦。試合は点差が開いたまま、第4クオーター(Q)に突入する。残り2分で獲得したペナルティーコーナーから、主将の藤島来葵(経営4)がシュートを決め、2対2の同点に追いつく。その後、シュートアウト戦で相手シュートを守りきり、SO6対5で勝利した。決勝では前大会でも決勝戦で戦った天理大と対戦。第1Qで相手側に先制点を取られてしまい、必死の攻撃を続けるが硬いディフェンスを崩すことができず、0対1で惜しくも敗れた。
藤島は今大会を振り返って「攻撃面を強化した練習が実を結び、準決勝では良い試合ができた」とし、今後の目標について「今年度はまだ2試合残っており、そのうちの一つは再び天理大と対戦する。チーム全体がリベンジに燃えているので、しっかりと勝ち切りたい」と意気込んだ。
女子ホッケー部は初戦と準々決勝で大量得点を獲得する試合を展開し、幸先の良い立ち上がりを見せたが準決勝で敗北。3位決定戦で前大会準優勝の山梨学院大と対戦した。開始5分で打ち込まれたボールを五島千那美(政策3)がリバースヒットし、先制点を獲得するが、第3Qで逆転を許してしまう。その後、点差を1点に縮めるも、続けてシュートを決め切ることができず、2対3で勝利を逃した。
女子ホッケー部主将の竹島萌江(産社4)は今大会の感想として「初戦と準々決勝では自分たちらしく戦え、充実感があったが3位決定戦では思うようにいかなかった。自分たちのプレーを叶え、勝ち続けることの難しさを実感した」と話した。また竹島さんは既に引退しているが、今年度を振り返って「後輩たちが伸び伸びとプレーできるチーム運営を心がけた。その成果が戦術面でも表れていたが、来年度は大事な場面で自分たちらしいプレーを発揮できるチームに成長してほしい」と期待を寄せた。(冨吉)