本年度の立命館生活協同組合総代会(以下、総代会)が5月27日(土)に衣笠キャンパス以学館ホールで開催される。総代会は立命館生協の株主総会にあたる、最高議決機関。1年間の利用実績の振り返りや今後の運営方針の発表を立命館生協が行う。5万人を超える組合員がいる立命館生協の代表として選出された総代は定数150人と定められており、総代会の議決権を保有するほか、立命館生協への意見提案ができる。総代には学生以外にも教職員や生協職員総代がおり、キャンパスごとに偏りが出ないよう、学部ごとの組合員数の割合で決定しているという。なお、立命館生協は今年で設立61周年、総代会は97回目の開催となる。
立命館生協専務の風折昌樹さんは昨年度の総代会の成果について、コンビニ・リッチェの営業時間延長やコロナ禍で廃止されてしまった給水機の復活を挙げた。「組合員の声を聞いて組合員に利用してもらえるなら、コロナ禍で不便になってしまったことも解消していける」と話す。
またこれまでの総代会の成果については「できた亭」の設立や諒友館地下の「Bakery Cafe Rosso」の設立があるという。
風折さんは総代会開催に寄せて「総代ではない組合員の方も時間があればぜひ来てほしい。日々の生協利用のなかで改善を望むアイデアがあれば、ひとことカードでもいいので教えていただけたらうれしく思う。みなさんの要望を実現できるお店を目指していきたい」。学生に向けては「4年間の大学生活のなかで、なんとなく使うよりは上手に生協を使ってほしい。皆さんの学びを応援できる資格講座や公務員講座、アメリカのディズニーでのインターンシップなども企画しているので、購買や食堂だけでないことも知ってくれたら」と語った。
(中村)