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杜の都駅伝 惜敗で総合3位 3人が区間賞

10月29日、宮城県仙台市で全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)が行われた。今大会は全国から25校とオープン参加の東北学連選抜の合わせて26チームが6区間、38.0キロを駆け抜けた。過去10度の優勝を誇る本学女子陸上競技部は8年ぶりの優勝を目指して今大会へ挑んだが、結果は昨年より1つ順位を落として総合3位となり、名城大の7連覇を阻止することはできなかった。しかし、本学からは3人が区間賞を獲得するなど快走を見せた。

序盤からレースを展開する村松(提供:立命スポーツ編集局)

1区は主将の村松灯(経済3)がスタートとともに飛び出して先頭に立つと、昨年の大会で1回生ながら区間賞を獲得した名城大の米澤奈々香が背後についた。本学と名城大のえんじ色のユニフォームが縦に並ぶ形で走っていたが、第1中継所直前で村松がペースを上げて、米澤を離し、トップで襷(たすき)をつないだ。松村は21分21秒で区間賞を獲得した。

2区の太田咲雪(スポ健1)は2位の名城大と3秒差で襷を受け取るも、同じく1回生の名城大の力丸楓に抜かされ、一時は5秒差で追う形となる。しかしすぐに太田が追いついて引き離し、本学が再びトップで第2中継所へ飛び込んでいった。3秒差で受け取った襷を6秒へと広げ、同学年の3区の荒田悠良(スポ健1)へ襷をつないだ。1回生ながら、太田も松村灯に続き、12分55秒の快走で区間賞を獲得した。

太田から笑顔で襷を受け取る荒田(提供:立命スポーツ編集局)

1位で襷を受け取った荒田だが、追う名城大の石松愛朱加との先頭争いに敗れ、一気に引き離されてしまう。1位通過を名城大に譲り、31秒差、2位で襷を残る上回生たちへと託した。

荒田から襷を受け取った4区の中地こころ(スポ健3)は直線コースでトップ名城大との31秒差を27秒、15秒と徐々に縮める快走を見せた。最終的に1位との差を13秒まで縮めて襷をつなぎ、15分53秒で区間賞を受賞した。

2位、13秒差で襷を受け取った5区の福永楓花(食マネ3)は、5区区間賞を受賞した大東文化大のサラ・ワンジルに2位を譲り、大東文化大と15秒差、3位で最終区間6区の小林朝(スポ健4)に襷を託した。

ラストスパート、力走する小林

小林は2位の大東文化大の野田真理耶を追う形となるも、1.2キロ過ぎには追いつき、再び2位を奪回。4回生の意地を示した。接戦状態でゴールテープのある弘進ゴムアスリートパーク仙台へ帰還するも、最終的には並走の末、一歩及ばず3位でフィニッシュした。

本学は最終成績2時間5分21秒で3位。2年連続、表彰台へ上った。

本学からは3人が区間賞を獲得した

主将の村松はチーム成績の総合3位に対し「目標であった優勝に届かなかったということは悔しい」としつつも、全員が今の力を出し切った結果だとし「次につながる3位になったと思う」と語った。個人として区間賞を受賞したことに対しては「まだまだ満足はしていない」としたが「1区で区間賞を獲ることが自分の役割だったのでそこは果たせた」と振り返った。全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)では今回の惜敗の経験を糧に「名城大にも勝って1年間の目標である駅伝優勝を達成したい」と意気込んだ。

富士山女子駅伝は12月30日、静岡県で行われる。

(井本)

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