秋学期開始直後、学生オフィスはmanaba＋Rにて「盗難にご注意ください！！」というお知らせを3度公開した。その中で学生オフィスは「大学構内だから大丈夫」と油断せず、自己管理を徹底するよう注意喚起を行っている。こうした注意喚起を行った背景にはどのような現状があるのか、学生オフィスへの取材を行った。
秋学期開講以降、大学構内の食堂や図書館、教室などの共有スペースに貴重品を入れたまま席を離れるような行為が数多く見られるという。本学の小沢道紀学生部部長は「過去には盗難被害につながる事案もあった」と話しており、今回の警告もそのような事案が再発することへの予防であるという。
また取材の中で小沢学生部部長は「誰かが見ていると考え、安心している人が多いのではないか」と指摘し「多くの学生が入れ替わり立ち替わりで出入りしているため、実は目が届いていない」と話した。
学生オフィスは学内での貴重品の紛失や盗難が疑われる事案などの発生件数の公表はしていない。しかしBKC学生オフィスの杉村憲一さんは、昨今の学内状況を踏まえ「オープンな環境で家と同じような感覚で過ごすのは危ない」と警鐘を鳴らしている。
（小室、小林）
