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BKCウェルカムデー開催 大勢の来場者でにぎわう

本学びわこ・くさつキャンパス(BKC)にて10日、「BKCウェルカムデー びわこ・くさつ健幸フェスタ2024」が開催された。

ステージで実施されたオープニングセレモニーには、森島朋三理事長と橋川渉草津市長が登壇。森島理事長は「立命館大学がこの町に来てから30年が経ち、学生たちは町の皆さんのお世話になった。今回は150を超える企画があると聞いている。展示を通して立命館大学の中身をご理解いただきたい。ぜひ楽しんでほしい」、橋川市長は「立命館大学とは地域とのふれあい・交流も深めていただいている。本イベントはBKC設立30周年とともに草津市市政70周年を記念するイベントでもある。今日はたくさんのブースを巡り、ふれあい・交流を深め、楽しみながらウェルビーイング・ 幸せを体験いただければと思う」とそれぞれ開会のあいさつをした。

開会のあいさつをする森島理事長

Daigasエナジースタジアム(旧クインススタジアム)では、本学陸上競技部の部員やコーチが指導を行う「陸上教室RATS(ラッツ)」が開催された。企画を担うクレオテック(京都市)の飛川亜希子さんは企画について、「地域の子どもと学生が仲良く交流しているという、開かれた大学としてとてもよい風景だと思う。やって良かった」と振り返る。また、本学陸上競技部の岡野風璃さん(スポ健2)は「今回、小学生以下を対象としてイベントを行っているが、小学生以下の子もたくさん参加してくれ、とても楽しそうでうれしい」と笑顔で話した。

ダッシュ測定会が開催され、子どもたちは楽しそうにトラックを走った

BKCスポーツ健康コモンズでは、アシックスジャパン(東京都江東区)が手がける2種類のスポーツ体験企画が盛況だった。
一つ目は「ASICS VR Fitness」。ヘッドセットを装着し、バーチャル(仮想)空間で岩をパンチする・ジャンプするなどの動作を通して、楽しみながらフィットネスを行える。また、それぞれの動作を点数として表示することで、各動作の得手不得手を知ったり二人での対戦ができたりすること、車椅子モードによって座ったままで誰でもできることも特徴だと担当者は語る。へッドセットの都合上、参加対象年齢は13歳以上。高校生から子どもの親まで、幅広い年代が参加した。
二つ目は「サッカー『キックスピード』チャレンジ」。ゴールに向かってボールを蹴り、そのスピードを計測、点数化する企画だ。こちらは主に12歳以下の子どもや、その親が中心になって楽しんだ。

バーチャル空間でフィットネス体験をする来場者

本学食マネジメント学部の石田ゼミは、イタリアの焼き菓子である「ビスコッティ」を販売。同ゼミに所属する朝田絵理奈さん(食マネ3)は、「ゼミではイタリアの食文化を中心に学んでいる。そこで今回の出店でもイタリアにまつわるものを売りたいと考え、イタリアの伝統菓子であるビスコッティを選んだ」と話す。ビスコッティには、南草津市にあるグラノーラ専門店yamagoyaが販売しているアプリコットやかぼちゃの種、イチジクといったドライフルーツを使用。素朴な味わいの生地によく合う、ドライフルーツのやさしい甘味を楽しむことができる。

ドライフルーツが多く入ったビスコッティが販売された

ユニオンスクエアとアクロスウイングの間では、BKCの食堂で出た食品ロスをアップサイクルしてできたオリジナルクラフトビールを販売。アップサイクルとは、捨てられるはずの製品に新たな価値を与えて利用すること。企画には本学経済学部や食マネジメント学部の学生が参加しており、5月からBKCの食堂の余剰食品を回収していた。今回はイベント終了前に完売していたが、今後は11月17日のみなくさまつりでの販売や、12月1日のBKC30周年記念式典での配布も予定されている。

販売ブースの様子

リンクスクエア2階では、「巨大しゃぼん玉の中に入ってハイポーズ!」を実施。白衣を身にまとう子どもたちは、巨大シャボン玉の中から見える景色に目を輝かせていた。実際に参加した男児は「今まで見たことないくらい大きなシャボン玉だった。シャボン玉に包まれる感覚がすごく楽しかった」と満足気な笑みを見せた。

実験では大きなシャボン玉に包まれることができる

午後のパフォーマンスステージではRaptors fun(ラプターズファン)による「タカとフクロウのフライトショー」が行われた。フライトショーはタカの一種であるハリスホークの「やかんちゃん」が建物屋上から登場し、幕を開けた。やかんちゃんはトレーナーの掛け声に応じ、観客の周囲を飛び回るなどして観客を沸かせた。その後、三羽のフクロウがパフォーマンスを披露し会場を盛り上げた。ショーのラストには二人のゲストが腕で輪を作り、同じくハリスホークの「まいてるくん」がその輪を颯爽と通り抜ける大技を披露してショーを締めくくった。

パフォーマンスを披露したやかんちゃんとトレーナー

ラストの大技に協力した親子は「子どもがとても鳥が好きなので参加できてうれしい。この後ふれあい体験にも訪れてみようと思う」と話した。

昨年度、子どもたちに人気だった「mocca(モッカ)」が本年度も実施された。moccaはウェルカムデー当日にイベントや出典ブースのお手伝いをした子どもに配布され、実際に1枚が100円として使用できる木の通貨だ。体験型の企画としてフロンティアアベニューに配置された受付ブースには絶えず子どもたちが並びにぎわっており、各地のイベントスペースでは声を張って呼び込みなどをする子どもたちの様子が見られた。

子どもたちが並ぶmoccaのブース

BKCウェルカムデーは11月10日の午前10時から午後4時までの開催。朝から夕方までBKCは人混みでにぎわいを見せた。

(稲垣、木本、小室、吉江)

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