学園祭「衣笠祭典」が24日、衣笠キャンパスで開催された。10日の「OIC祭典」からたすきを受け取った衣笠祭典は、小雨が降る中スタートした。傘と傘がぶつかっていたキャンパス内は、昼過ぎに雨が止み、学生や来場者の笑顔であふれた。
12月1日には、本年度学園祭ラストを飾るBKC祭典が開催予定。
■観客のカウントダウン 祭典開幕
衣笠祭典は午前11時に開幕。その後、中央ステージではオープニング企画が行われた。小降りの雨の中、大勢の人が訪れてにぎわった。司会を務める本学放送局(RBC)の呉本芽依さん(文2)は、「中央ステージは皆さんがいてこそのステージ。盛り上げていきましょう」と観客に呼び掛けた。
また、中央ステージに登場する11団体の活動様子を撮影したオープニングムービーを放送。司会の掛け声に合わせて観客によるカウントダウンが行われ、祭典の開幕が宣言された。
(吉江)
■「青春を紙の上で表現」
中央ステージで、本学書道部によるパフォーマンスが行われた。[Alexandros]の「ワタリドリ」やヨルシカの「ただ君に晴れ」といったさまざまな曲のテーマに合わせてそれぞれパフォーマンスが進められた。
同部は普段、京都で行われる大会に出場したり、作品を展示したりしている。部員の一木佑未さん(文2)は「曲に合わせて、紙をめくるタイミングや紙の背景にこだわって作った」と話した。
(今井)
■日本古来の武道 「文化を知るきっかけに」
西側ステージでは「Flash!!!」のテーマの下、各団体によるステージ発表が行われた。本学合気道部によるパフォーマンスでは、竹刀を用いた組み手などを披露。鮮やかな投げ技で観客を魅了した。
代表を務める加藤大河さん(理工3)は多くの観客の前で技を披露することに緊張したと振り返りつつ、「日本古来の武道なので、留学生の方にも日本の方にも、文化を知るきっかけになってくれればうれしい」と語った。
(加藤)
■「心に響く演奏」 情熱の歌声
学生会館ミュージックホールでは、フォークソング同好会KEAKSの11グループがそれぞれ異なった曲を演奏。力強い演奏で観客を圧倒した。有名インディーズバンド「ミッシェル・ガン・エレファント」の楽曲を演奏した、部員の鈴木教洸(のりひろ)さん(文1)らは、「とにかく本番にぶちかますことを意識して練習してきました」と話す。
(今井)
■屋台に行列 人々に笑顔
50店舗が模擬店・縁日・フリーマーケットに参加した。ボランティア団体の立命館IPJ学生ボランティアは「逆転無罪餃子屋さん」を設営。立命館IPJ学生ボランティアは、冤罪(えんざい)事件の救済を専門家や弁護士、研究者などが協力して無償で支援している「イノセンス・プロジェクト・ジャパン」の立命館学生支部だ。
メンバーの豊田涼さん(法2)は「今年公認団体に登録され、初めて出店した。不安はあったが今は行列を見て安心している」と話した。
(長尾)