外交評論家で首相補佐官も務めた岡本行夫立命館大学客員教授が、4月24日に新型コロナウイルスによる肺炎で死去した。享年74であった。
岡本教授は2003年より本学の客員教授として国際情勢に関する講演会を行ってきた。2005年には「国際社会で活躍する人材養成特別プログラム」を立ち上げ、スーパーバイザーとして毎年受講生を対象にゼミナールを行っていた。
また、奨学金制度を設立し、意欲の高い学生の海外研修の派遣を支援していた。指導した学生は400名を超え、外務省をはじめとする行政機関やNGOなどの国際援助団体、国内外のグローバル企業など、難関進路を実現した学生も多い。2019年にはこれらの実績が評価され、仲谷善雄総長より有功者表彰を授与。今年度にも講演会の実施が予定されていた。(則貞)