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カヌー部男子 3年連続の学生日本一 

全日本学生カヌースプリント選手権が9月19日~22日、木場潟カヌー競技場(石川県小松市)で開催された。立命館大学カヌー部は全選手が決勝へ駒を進める快進撃を見せ、男子は3年連続となる総合優勝を飾った。主将の寺岡良治(スポ健4)は結果を受け「素直に嬉しい。部員数が他大学と比べて少ないなかで全員が力を発揮できた」と顔をほころばせた。

今大会は例年通り、立膝でこぐカナディアンと、足を伸ばして座った状態でこぐカヤックの2部門で競技が行われた。その一方で、新型コロナウイルスの影響により大会規模は縮小。他大学の選手と交流する機会も減少し、寂しさを感じる瞬間もあったという。加えて1人3種目まで出場可能であった個人種目は、1人1種目のみ出場可能という形が取られた。部員数が40人を超える大学もあるなか、マネージャーを含め21人で戦う本学カヌー部が総合優勝を狙うには難しい状況となった。

しかし、そのなかでも本学カヌー部は健闘を見せる。カナディアンシングルの200mでは、レース後半に力強いパドルさばきで抜け出した志田駿太郎(スポ健4)が優勝。個人種目では、志田を含め計8人が表彰台に登るなど強豪校としての安定感が光った。

また団体種目でも、カナディアン、カヤック合わせて4種目のうち3種目で優勝した。4人がそれぞれ500mをこぐカナディアンリレーと4人乗りのカヌーで争われるカナディアンフォアの1000mでは、他大学を大幅に引き離してそれぞれ1位。カヤックフォアの1000mでは、ゴール直前で先行する日本体育大を抜いて先頭に立つ意地のレースを展開した。カヤックフォアでのレースが大学生として最後のレースとなった寺岡は「尊敬しているメンバーと有終の美を飾ることができた」と清々しい表情を見せた。

「10連覇できるチームの土台を作ることを今年の目標としていた」と語る寺岡。自粛期間中は個人トレーニングを余儀なくされたものの、現在はコロナ禍以前と同じ量と質の練習を行えているとした。新主将の新貝達哉(食マネ3)を中心に、まずは来年の同大会で部として初の4連覇を目指す。(石渡)

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