関西学生野球の秋季リーグ第6節、立命館大対関西大戦が南港中央野球場(大阪市住之江区)で行われ本学が2―0で勝利し、関大から勝ち点を取った。最終節を残し本学は現在2位である。試合終了時点では優勝の可能性を残していたが、近畿大が14日の京都大戦に勝利したことで本学の優勝の可能性はついえた。
なお10月20日(土)からは伝統の立同戦が始まる。
ドラフト指名が有望視されている投打の軸が活躍した。初回、立命は1死2塁のチャンスを作ると、大学ナンバーワン野手の呼び声が高い辰己(産社4)が右中間を破るタイムリー3塁打を放ち先制に成功する。
一方、同じくプロ注目の先発山上(産社4)は「久しぶりに自分のピッチングができた」と振り返る投球で関大打線を5回零封。前回登板にあたる8日の関大1回戦はピンチで粘れず敗戦を喫しただけに雪辱を果たした。
その後、試合は1―0と膠着した展開となるが迎えた8回。2死無塁から打席に立った辰己がインコースの真っ直ぐを詰まりながらも右翼席に運び、試合を決した。
後藤監督は試合後に「山上が抑え、辰己が打って欲しいところで打ってくれた。理想的な展開だった」と振り返った。