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第800号記念特集 立命館大学新聞の映した1970年 第2回

立命館大学新聞は、12月21日に発行した11・12月合併号で第800号を迎えた。1970年に「立命館大学新聞」の創刊号である「新聞社再建新年特集号」が発行されて以来、50年間、本紙は学生に寄り添う学生新聞として、活動を続けてきた。本学には、創刊号から今日に至るまでの立命館大学新聞が保管されている。学生新聞は、その当時の大学の様子を学生の視点で詳細に伝える、非常に貴重な資料である。過去に発行された立命館大学新聞とともに、50年前の立命館大学を3日間に渡って振り返ろう。

2日目は、現在のウェルカムフェスティバルにも通ずる当時の新入生歓迎行事について取り上げる。

1970年当時の紙面

1970年4月6日発行の第12号では、新入生歓迎実行委員会が4月8日から19日までを新入生歓迎期間と定めたことを取り上げている。14日~17日を中心にして、新入生に早く大学に慣れてもらうことを目指した。この点は現在行われているウェルカムフェスティバルにも通じるものがある。

期間中は、新入部員獲得を目指すさまざまな団体が研究発表や催し物を行うとされている。また、実行委員会は新入生に対し「新歓を通して大学生活に慣れてもらいたい」との意向を示した。そのために実行委員会はサークルのあり方や高校生の現状について勉強会を行うとしていた。

1970年の新歓期間には、初めての試みとして「夜祭」なるものが企画されたという。誰でも登壇可能な舞台の設置や各サークルによる模擬店、キャンプファイヤーなど、さまざまな新入生を歓迎するイベントが予定されていた。加えて新入生歓迎期間最終日となる19日には、京都府立丹波自然公園(船井郡京丹波町)で他大学との新歓合同ハイキングが実施される予定であると報じている。

紙面では、新歓予算についても図表付きで取り上げている。2月14日時点の新歓暫定予算は106万円。講演やハイキング、パンフレット代などに予算が分配される予定となっていた。

本紙の歴史はこちらから

第1回はこちらから「産社移転決定 4月から衣笠へ」

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