「署名はエクセル」不正防げず 推薦人不正問題 再選挙「人材不足」で断念
「正直多いと思った」。ある学部の自治会で委員長を経験した男性は、立候補締め切りの直前まで「なりふり構わずお願いして(推薦人を)必死に集めた」と振り返る。
他学部で委員長だった男性は「選挙に誰も興味がないし、意味を見出せていない。他にやりたい人がいないから、やってくれる人に『どうぞ』するだけだ」と、選挙が形骸化している感覚を語る。
実際、自治委員選・自治会役員選の投票率は低いままだ。

本紙が独自に入手した資料によると、不正のあった25年度、文学部における投票者数は、有権者数4500超に対して450程度。1回生約380人(投票率34%)に対し、2回生約30人(同3%)、3回生と4回生以上はそれぞれ約20人(同1%)に留まった。
立候補に必要な推薦人50人は、投票総数の1割強に相当する。委員長経験者の男性は本紙の取材に本音を打ち明けた。
「推薦人名簿は足切りのシステム。形だけで、そんなものに価値はない」
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