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立命館生協のコピー事業、JRきっぷ発券サービスが変化

立命館生活協同組合(以下、立命館生協)がコピー事業を縮小、さらにJRきっぷの発券機を撤去することを決定した。立命館生協では今年1月より、社会のデジタル化に伴い、これまでの生協組合員カードが「大学生協アプリ」に切り替わった。今回のコピー事業・JRきっぷについても、コロナ禍という社会情勢が関係している。

 

コピー事業の縮小

現在、立命館生協が管理しているコピー機は学内に約150台ある。しかし昨今のコロナ禍で、コピー機を使用する学生が減少。コピー事業の縮小の契機となった。減少するコピー機の台数について、至徳館ショップ店長の林伸幸さんは「2台並んでいるものを1台にしたり、利用頻度の少ない場所にあるものを撤去したりすることを考えています。大学の事務室ともこれから議論を重ねる予定です」と話す。

 

さらにコロナ禍による全国的なコピー利用者数減少は、コピーカード製造の停止をよぎなくした。これは立命館生協だけではなく、全国の大学生協全体の問題であるという。立命館生協は当面の利用を賄える数のコピーカードの追加発注ができたため、仕入れ分の在庫がなくなるまでは当面販売を継続するが、それ以降は販売が終了する。

 

コピー事業縮小・コピーカード販売停止によるコピー環境の変化について、立命館生協専務理事の風折昌樹さんは「コピーをする学生さんへの利便性は下げないようにしようと思っています」と語る。​​​​現行のコピーカードに代わる、新しいコピーカードによるコピー事業をメーカーと商談中で、詳細が決まり次第、大学に提案する予定だそう。

 

JRきっぷの発券サービスの変化

これまでは、衣笠キャンパス至徳館ショップ、びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)トラベルセンターにJRきっぷの発券機を設置し、切符の即日発券サービスを行ってきた。しかしコロナ禍による生協売店の利用者数減少やネット予約の普及に伴い、JRきっぷの発券機が撤去されることとなった。生協によるJRきっぷのサービスは引き続き継続されるものの、衣笠キャンパスは3月1日から、BKCは2月1日から即日の発券ができなくなった。詳細は立命館生協のHPから確認可能だ。またBKCトラベルセンターについては、2月20日にユニオンショップからリンクショップへ移転した。

リンクショップへ移転したBKCトラベルセンター

 

学生へ一言

風折さんは「生協アプリもコピーカードもJRきっぷも、 大学生の生活の変化に対して反応していることです。なのでぜひご理解・ご協力をいただきたいと思っていますし、ご意見いただければ、一緒に考えていこうと思います」と述べ、林さんは「生協は学生さんなどの利用者の声で良くなっていくお店です。いいお店、いい大学をみんなで一緒に作っていきたいと思っているので、 厳しいこともいいことも含めてご意見をいただけたら嬉しいです」と、それぞれ利用者の要望を聞き入れる姿勢を示した。

 

なお利用者の意見が表明できる場は、至徳館ショップなどに設置されている「一言カード」や、年に一度開催される総代会がある。

(稲垣)



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