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京都マラソン2024開催 早春の京都を駆け抜ける

2月18日、京都市内にて「京都マラソン2024」(以下、京都マラソン)が行われた。コロナ禍以降初の通常開催となった本大会には、車いす競技やペア駅伝を含めて、延べ約1万6千人のランナーが参加し、早春の京都を駆け抜けた。

京都マラソンは、たけびしスタジアム京都(京都市右京区)をスタートし、平安神宮(京都市左京区)前をフィニッシュ地点とする全42.195㎞のコース。このコースについて京都マラソン実行委員会は「7つの世界文化遺産付近をめぐり、送り火で知られている五山を眺望できるなど、山紫水明の都である京都の魅力を堪能することのできるコース」だと語る。また、京都マラソンならではの魅力について「コース上での給食にて京銘菓の提供や舞妓さん・芸妓さんの応援といった京都ならではのおもてなしは、このマラソンでしか味わえない」とアピールした。

ハイタッチゾーンが復活し、さらに数も増設された沿道にはランナーの応援のために約38万7千人が詰め寄せた。また「沿道盛り上げ隊」として選考を勝ち抜いた36の団体が参加した。本学衣笠キャンパス前でも、本学応援団と原谷弁財太鼓保存協会が盛り上げ隊として沿道から熱い声援を送った。本学応援団の吉田光さん(スポ健3)は応援に参加して「私たちの応援に対して笑顔になってくれる人が多く、応援する側の自分たちまで元気づけられるような気がした」と感想を語った。

マラソン男子の部では過去最高記録の2時間14分15秒が出るなど、レベルの高い戦いとなった本大会には、本学陸上競技同好会RACに在籍する学生も約20人が参加した。中でもRACで会長を務める松村龍之介さん(経済3)は2時間55分55秒という記録でマラソン男子7位入賞を果たした。昨年位引き続き参加したという松村さんは「昨年は今出川通の上り坂で失速してしまい、少しトラウマになっていた部分もあったが今回はその坂に備えて走ったことで、失速を防ぐことができた。選手を2人抜かすこともでき、経験からの対策が功を成したので、自分にとって印象深い場面になった」と本大会を振り返った。また圧倒的な応援の声が京都マラソンの魅力だとし「地域の皆さんや応援団の方々の応援が力になり、京都のあたたかさを感じながら走ることができた」と語った。

本大会にて号砲を鳴らした門川大作前京都市長は、本学の取材に対して「コロナ禍を乗り越え、京都マラソン2024が開催できて嬉しく思う」と語った。最後に、京都マラソンの歴史にも触れ「京都マラソンの歴史はこれからもつながっていくと思う」と締めくくった。

(篠原、小林)

  • 沿道からは京都ならではの景色が眺望できた

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