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全日本で爪痕残す 競歩・本学選手が6位入賞

日本陸上競技選手権大会・競歩が2月21日、六甲アイランド甲南大学西側20kmコース(神戸市)で行われた。本学男子陸上競技部の石田昴(経営3)が出場し、1時間20分39秒の自己ベストで6位入賞を果たした。

レース中盤、集団で歩く石田(提供:男子陸上競技部)

オリンピック内定をすでに決めている3選手が出場するなど、レベルの高いレースが予想された今大会。昨年11位の石田は、序盤から10位以内をキープしてレースを展開する。

「今回のレースでは、入賞することよりも1時間20分台というタイムでゴールすることが1番の目標だった」と語る石田。中盤には5位集団についていけず遅れる場面もあったものの、そこから粘りの歩きを見せる。順位やペースを大きく落とすことなく最後まで歩ききり、目標タイムを更新して過去最高となる6位に入った。そのなかでも「まず1時間20分を切らないと日本代表争いには絡めないので、やっと代表争いのスタートラインに立ったかなというのが正直な気持ち」と冷静に現状を見据える。

レース後は、高尾憲司アドバイザー(右)とともに笑顔を見せた(提供:男子陸上競技部)

現在、本学男子陸上競技部で競歩を専門とするのは石田のみだ。練習メニューやスケジュールは基本的に本人がすべて決めているという。このことについて「1回生の最初の頃は手探りだったが、指示された練習をやっていた高校時代と比べると練習に対する理解度は上がった」と、自身の変化について述べる。教職課程を取っていることもあり、勉強との両立に苦労することもあるというが「練習が嫌になることはあまりない。競歩は生活ルーティンの一部みたいな感じ」と笑顔を見せた。

次の大会に向け、びわこ・くさつキャンパスのクインススタジアムでひとり練習する石田

また目標としては、8月のユニバーシアードの代表になることや、前回5位だった全日本インカレで表彰台に立つことを掲げた。4月から夏にかけてはトラックでの試合が中心となり、主に10kmのレースに出場するという。(石渡)

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