本学と本学大学院の入学式が2日、京都市勧業館「みやこめっせ」(京都市左京区)で開かれた。本年度の新入生は、学生が8289人、大学院生が1764人。期待を胸に、新たな大学生活の一歩を踏み出した。

式辞の中で仲谷善雄学長は、本学が新たな社会共生価値を創出し、イノベーション創発性人材を育成する「次世代研究大学」を目指していることを説明。「取り組みに皆さんにも加わっていただきたい。学生として探究力を高め、大学院を目指す人は研究力にまで高めてほしい」と期待を述べた。

また「変化が激しく予測困難な世界において、大切なことは未来への意思を持つことだ」とし、「立命館が持つ、多様なリソースを活用し、皆さんそれぞれが目指す未来に向けて、失敗を恐れず挑戦してほしい。意思ある挑戦に期待している」と話した。

新入生を代表してあいさつした末瀬花さん(薬1)は、高校生までの活動を踏まえ「大学での薬の研究や英語プログラムなど、充実した学びを通して、国際的に人々の健康に貢献できる人材に近づきたい」と抱負を述べた。

式典の後には、本学応援団が登場し「立命ファイトオンステージ」を披露した。吹奏楽部が立命館名物「バンビーナ」や応援歌「グレーター立命」などを演奏する中、チアリーダー部がパフォーマンス。新入生は手拍子をして楽しんだ。

会場内にはフォトスポットが設けられ、新入生らが記念写真を撮る様子が多く見られた。
式典に参加した国島幸助さん(文1)は「専攻である地理学を極めるとともに、アルバイトと友人関係を両立し、大学生活を楽しんでいきたい」と期待を膨らませている。
(小林、八木)