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「圧倒的王者」で日本一へ 硬式野球部、新監督を迎えていざ出陣

昨年、創部100周年を迎えた本学硬式野球部。一時は優勝争いをしたものの、結果は春季、秋季どちらもリーグ3位に留まった。創部101年目となる今年は、2015年からの8年間で5度のリーグ優勝へ導いた後藤昇監督の退任に伴い、片山正之さんが新監督に就任。片山監督とともに、19年春以来のリーグ優勝、そして初の日本一を目指す。

本学OBでもある片山正之新監督

片山監督は本学硬式野球部出身。卒業後はトヨタ自動車硬式野球部で選手、主将としてチームをけん引した後、コーチ、監督として指導に当たった。大学での指導は初となる。片山監督は、自らもOBである同部への監督就任について「101周年目という再スタートを切る大事な年に就任し、身に余る思いであるとともに非常にプレッシャーも感じている」と思いを述べた。本学の選手についてはレベルが高いと評価し「選手の実力をいかに引き出すかが監督の仕事」とした。また、あいさつや掃除などの生活態度でも気を引き締めるよう指導しているという。「勝つことはもちろんだが、立命館大学での野球を通じて人間としても成長し、自信を持って社会で活躍できるようになってほしい。そんな人材を育てたい」と長期的な目標を語った。

ドラフト1位指名を目指す竹内翔汰主将(経営4)

本年度のチームスローガンは「圧倒的王者」。主将の竹内翔汰(経営4)は「『立命にはかなわない』と思われるほど圧倒的に勝ちたい」と語り、目標にはリーグ優勝、さらには初の日本一を掲げる。

昨年のリーグ戦について「戦力は十分あったにもかかわらず、大事な場面で勝ち切ることができなかった」と振り返り「(精神面など)野球の技術だけではないところが弱い」と感じたという。それを受け、新チームでは身の回りの整理整頓などを通してチームの意識向上に取り組んでいる。

昨年度行われた1、2回生など新人選手に出場資格が与えられる後期チャレンジリーグで、本学は全勝優勝を果たし、当時1回生だった有馬伽久(産社2)が最優秀選手賞に輝いた。竹内は「ポテンシャルが高い選手が多い。そういう選手がチームの中心としてやっていくことができれば、今年はもちろん来年、再来年と強い立命が出来上がっていく」と後輩選手にも期待を寄せる。

個人としては目標であるドラフト1位指名に向けて走る中で、主将として「自分が結果を出すことでチームを良い雰囲気にしたい」と意気込んだ。

本学の春季リーグ初戦は、4月13日、関西学院大を相手に、マイネットスタジアム皇子山(滋賀県大津市)で行われる予定。

 

(井本)

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