多くの学生が読書・勉学のために利用する図書館。各キャンパスの図書館を全3回にわたって特集する。第3回は、びわこ・くさつキャンパス(BKC)にあるメディアライブラリー、メディアセンターを紹介する。
学生ライブラリースタッフを務める山名規介さん(経済3)に図書館がもつ特徴や魅力について話を聞いた。
充実した図書 メディアライブラリー
メディアライブラリーはアクロスウイングの2階から6階にあり、膨大な資料・図書を所蔵している。主に経済学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部の学生が利用している。2階には新着雑誌や就活向けの図書、語学書、シラバスに掲載されている教科書が、3階には白書や統計に関する図書、製本雑誌がある。4階から6階には、2階には置いていない新着雑誌や研究用の基礎文献の資料がある。
「学生の目的に合わせた施設が充実している。2階のぴあら内にあるセミナールームや3階にあるプレゼンテーションルームではグループワークやWeb授業の受講ができる」と話す。中学校や高校の図書室との規模の違いや利用方法の幅広さを感じてほしいという。
理系学生が利用 メディアセンター
理工学部、情報理工学部、生命科学部、薬学部関連の図書を所蔵するのが「メディアセンター」である。なかでも特徴的なのは、1階にある「ライフサイエンスアカデミックラウンジ」と呼ばれる施設だ。新聞や新書があり、ゆったりとしたソファや椅子で、落ち着いた空間での読書を楽しむことができる。
山名さんはメディアセンターを「自習ができる場所と読書ができる場所が両方用意されているので、学習においても読書においても学生にとっての助けになるのではないか」と話す。
セミナールームやプレゼンテーションルームは新型コロナウイルスの影響で利用が制限されているが、安心して使用できるようアルコール消毒液やアクリル板の設置といった感染対策を行っている。
学生ライブラリースタッフになったきっかけ
「自分が好きなものがある場所で働きたい」と思っていた山名さん。本が好きで、書店か図書館で働くことを考えていた。ライブラリースタッフは授業の空きコマで働くことができるのが魅力だという。
「自分の活動で図書館が綺麗になっていくのがうれしい。本が好きな人に来てもらいたいのはもちろん、友人をつくりたい人にもおすすめ。同回生だけでなく先輩とも関わることができる」とやりがいを語った。
新入生に向けて
最後に山名さんは「新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。環境が大きく変わり不安だと思いますが、大学はとても楽しいところです。メディアライブラリー、メディアセンターともに私たち学生ライブラリースタッフがみなさんをバックアップします。気軽に図書館へ足を運んでください」とコメントした。
(坂口)