本学の在校生向けホームページで目にする「+Rな人」。頻繁に更新されており、さまざまな学生が取り上げられている。「+Rな人」の企画意図や目的などを、広報課に聞いた。
「+Rな人」は学生のさまざまな活躍を可視化するべく2010年から始まった。学生の功績やその経緯を取り上げ、それを発信することで他の学生や父母、受験生の活動のきっかけとすることが目的だ。
対象となるのは、自身の理念を持ちながら活動する本学の学生や院生。職員や学生からの推薦、SNSなどを参考にしながら選考する。活動のジャンルは問わず、さまざまな分野の学生が選ばれる。取材先が確定したら、広報課の職員がインタビューを行い、記事を執筆する。完成したコンテンツは大学ホームページに掲載され、同時にポスターが学内に掲示される。全ての作業が外部を頼らず、広報課のみで行われている。
取材の際に大事にしていることは事実とそれに至るプロセスを汲み取ることだという。フォーカスを当てるのは、活動の紆余曲折や努力、それを経て何を学んだのかという点だ。
広報課の北爪裕さんは、同企画の編集者として「自分のやりたいことに思う存分挑戦できるのは大学生の特権。学生の頑張りはかけがえのないもの。大学も『挑戦をもっと自由に』と謳っている。その言葉通り、失敗を恐れずにさまざまなことに挑戦してほしい」と学生に向けてアドバイスする。
「+Rな人」が始まってから10年。今では新しい記事を発信するたびに、学生や卒業生からの反響があるほどの看板企画となった。「今後もさまざまなことに挑戦し、輝く学生を取り上げていきたい」と同氏は意気込んだ。(小板橋)