学校法人立命館の常任理事会はこのほど、当初7月中を予定していた立命館憲章の改正案の正式決定を見送り、検討期間を延長することを決めた。「改正案の検討や丁寧な説明に一定の期間を要する」ためとしている。明確な期限を設けず、学園全体から寄せられた意見を基に議論を深めていくという。
立命館朱雀キャンパス「立命館憲章」改正検討委員会が当初示していた検討スケジュール案では、7月下旬の理事会で最終決定し、10月18日に行われる立命館創始155年・学園創立125周年記念式典で改正憲章を発表するとしていた。
本紙の取材に、立命館の高山茂・検討委元委員長=副総長=は「検討すればするほど深みがあり、短い期間では議論できない。当初の検討スケジュール案にとらわれず、深みのある議論を進めなければならない」と述べた。
山下範久・元事務局長=常務理事=は「日程よりも、皆が納得できるところまで議論することが大原則だ」と説明。高山・元委員長は、変更により「急ぐ必要がなくなり、落ち着いた議論ができるようになる」と説明した。
(小林)
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限界左派に負けた大学法人。