国家総合職 国の視点で問題解決 合格者数増加の背景に迫る
中央省庁で、政策の企画立案などの業務を行い、「キャリア官僚」とも呼ばれる国家公務員総合職。本学では近年、合格者が増加傾向にある。本学の取り組みに迫った。
国家公務員採用総合職試験は毎年、春試験と秋試験の2回実施される。2024年の春試験では本学出身の合格者数が、東京大の189人、京都大の120人に次ぎ、全国3位の84人となり、大きな話題を呼んだ。

この要因には、公務員についてさまざまな取り組みを行うエクステンションセンター(エクテン)の存在があるようだ。
◇ ◇ ◇
本学では1・2回生という早い段階から国家公務員について触れる機会が設けられている。
1・2回生対象の公務員養成プログラム「立命館霞塾」は、国家公務員を知る機会を設けようと、2013年に本学キャリアセンター職員の着想に基づき、当時、同部署副部長だった政策科学部の石原一彦教授らが、本学経済学部の紀国洋教授と国家公務員の本学卒業生の協力を得て開始した。
近年、100人以上の学生が受講登録を行い、官僚となった卒業生もいる。開設当初は、国家公務員への志望者や公務員講座の受講者を対象としていたが、現在では国家公務員に関心のある1・2回生の学生へと対象を広げた。
受講者には、文系学部の学生が多い。エクテンの庄司佳弘さんは「霞塾自体は文系・理系関係なく、門戸を広げている。多様な視点や考え方があることを体感して学べるようになるので、さまざまな方に参加してほしい」と話した。

霞塾では、与えられた国家行政課題に関わるテーマに対し、新規政策提案を行う少人数制のグループ学習や、霞塾出身の官僚との座談会などのプログラムが展開されている。
他にもエクテンでは、公務員志望向けの筆記試験対策の講座も実施しており、法文系公務員講座や技術系公務員講座など学生のニーズに合わせた講座を展開している。
国家総合職などを目指す学生には、エクステンションセンター特別奨励生といった制度が設けられている。筆記試験の成績やGPA(成績評価値)が一定基準以上を満たす者に対して、最大で指定講座受講料の全額相当が補助される形だ。
庄司さんは「公務員に『少し関心がある』『まだよく知らない』という段階の方にも、ぜひ積極的に『立命館霞塾』 などの企画を活用いただき、自身の進路について考えるきっかけや一助となれば幸いだ」とコメントした。
(室山)
.png)



