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ーご縁をつなぐー 本学院生 交流スペースをオープン

てらはうすの内部には畳が敷かれ、落ち着く空間となっている

4月3日、川﨑敏矢さん(経営管理研究科M2)が交流スペース「てらはうす」(京都市中京区)をオープンさせた。「ご縁で繋がるお茶の間空間」をコンセプトとした空間は100年続く京町屋が改装されたものだ。

1階は年齢や学年の垣根を超えて交流できるようなスペース、2階は作業や勉強をするコワーキングスペースとして開放されている。高校生や大学生、社会人など初対面の人同士でも気軽に話せるよう、トランプやボードゲーム、ビデオゲームなどを設置し、無料で水が飲めるサービスも提供している。1階と2階で家のような構図を取り、訪れた人に「第2・第3の実家」と思ってもらえるような工夫をしたそう。定休日である火曜日を除き、平日・休日ともに9時から21時まで営業をしている。

オープンに至った経緯について川﨑さんは「ご縁で人と人をつなげたい。新型コロナウイルスが落ち着いた時に気軽に集まれる場所を目指した」と話す。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、孤独感を強める人が多くなったと感じ、対面で話す大切さに改めて気づいたそうだ。

学部生時代から精力的に活動していた川﨑さん

大学3回生の時にお寺と学生をつなぐ学生団体「てらふる」を設立した川﨑さん。京町屋を所有していた人が手離すことを決意した際、そこを「てらふる」のミーティング場所として使用していた川﨑さんに譲渡の話があったという。学部生時代は文学部で日本史学を専攻していたこともあり、川﨑さんは当時を「100年前の京都をもらった感覚」と振り返る。今後について川﨑さんは「コロナ禍の孤独は京都だけの話ではないので、将来的には全国に広めていきたい」と展望を示した。(佐野)

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