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食マネジメント研究科開設 高度マネジメント人材の育成目指す

2021年4月、びわこ・くさつキャンパスに新たに「食マネジメント研究科」が誕生する。2018年に開設した食マネジメント学部を基礎とする同研究科は、マネジメントを中心に食を複合的に研究する日本初の大学院となる。
今回は、同研究科の開設に携わった食マネジメント学部副学部長の田中浩子教授と食マネジメント学部事務室の田中伸弥さんに、同研究科の強みや今後の展望を取材した。(坂口)

食マネジメント学部副学部長の田中浩子教授

 

食マネジメント学部事務室の田中伸弥さん

 

まず始めに、食マネジメント研究科がどんな研究科なのかを教えてください。

(田中教授)食マネジメント研究科は「食を複合的に研究できる」研究科です。「食に対する経営・イノベーション」「食を通した多文化共生の地域社会づくり」「食を通した福祉・健康コーディネーション」という、実社会における食に関わる3つの社会的課題への挑戦を軸としています。

 

食マネジメント研究科の開設はいつ頃から考えていましたか。

(田中さん)2018年4月に食マネジメント学部が開設されましたが、その当時から大学院をつくりたいという構想は既にありました。本格的な議論を始めたのは同年の7月頃です。

 

どんな学生に食マネジメント研究科に来てほしいですか。

(田中教授)現在、フードロスや飢餓・肥満の問題など食に関連する課題は多くあります。食について何らかの問題意識をもつ学生に来てもらいたいです。また、単に食べることが好き、食に対して興味・関心があるという学生も大歓迎です。食について研究したいという気持ちがあるのはもちろん、課題に対して多角的な視点からアプローチができる学生に食マネジメント研究科で学んでほしいですね。

 

食マネジメント研究科の強みを教えてください。

(田中教授)食に関連する高度マネジメント人材の育成ができることです。課題に対して仮説を立て、それを他企業・他機関と連携しながら実際に行動できる人材を育てることができるのが特徴です。また、食品が作られてから私たちの食卓に並ぶまでのプロセスを経営学・経済学を中心として多様な分野から学ぶことができるのも強みです。

 

食に関するどんな問題を学生に考えてもらいたいですか。

(田中教授)日常生活の中にある、身近な食関連の問題について考えてもらいたいです。たとえば、海洋プラスチックごみの課題に関連した、レジ袋有料化の話題などです。
また、一見当たり前のように思えることに対して疑問をもつことを心がけてほしいです。

 

最後に、研究科の開設に向けた意気込みをお願いします。

(田中教授)「食について学ぶなら日本の立命館」と言われるような研究科にしていきたいです。

 

食マネジメント学部ホームページ

食マネジメント研究科ホームページ

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