京都市は今年度の成人式「令和3年京都市はたちを祝う記念式典」を例年通り、成人の日である2021年1月11日に行うと発表した。会場を2か所に分けるほか、消毒液の設置やマスク着用の呼びかけなど、新型コロナウイルス感染拡大防止策を講じた上での開催となる。
例年はみやこめっせ(京都市左京区)で開催され、午前・午後の部に分かれておよそ8000人が参加していたが、本年度は新たにロームシアター京都(京都市左京区)を会場に追加。参加者を分散させるため、式典回数を増やすことも検討している。加えて、消毒液の設置やマスク着用の呼びかけなど、参加者が安心して参加できる環境を整えることを開催の前提としている。そのため感染状況等に応じて上記を変更すること、また開催を中止する可能性もあるとしている。
今年度の成人式について、全国では、静岡市が密を避けるため屋外で開催することを決めたり、横浜市がオンライン上での開催を企画したりするなど、自治体によって対応が異なっている。京都市の子ども若者未来部育成推進課は「開催時期の状況に応じた万全の安全対策を講じるとともに、出来る限り密集を回避するよう参加者の誘導等、実施方法を工夫し、開催いたします」としている。
(波多野)