関西学生野球連盟の最終節、伝統の立同戦の初戦が18日にわかさスタジアム京都(京都市右京区)であり、本学が同志社大に4-0で勝利した。(鶴、吉岡)
300通のお祝いメッセージが来たという17日から一夜明け、ドラフト会議で横浜DeNAに2位指名された坂本裕哉(文4)に浮かれ気分はなかった。初回から常時140㎞越えの直球をコースに投げ込み、相手打線に的を絞らせない。6回2安打無失点の投球で山梨智也(産社3)にバトンを託す。その後も山梨→元氏玲仁(産社4)→糸井稜二(産社4)の投手リレーで同志社を0封。打線も宮崎竜成(経営1)の先頭打者本塁打で先制すると、コンスタントに得点を重ね、立同戦の初戦を白星で飾った。
「留学生にも、立同戦を盛り上げてもらいたい」
エンジ色に染まった3塁側スタンドでは、海外からの留学生も野球部にエールを送った。大学スポーツ振興を目指す立命館大学AVAとBeyond Borders Plaza(BBP)のコラボ企画で、今春の立同戦から留学生をスタンドに招待している。試合前には野球部員との交流企画や観戦方法のレクチャーもある。AVAの松田響輝さん(法3)は「留学生にも立同戦を盛り上げてもらえれば」と期待を寄せる。
18日はおよそ25人の留学生が参加した。フランス出身のクレールさん(文3)は「(野球は)テレビでは観たことがあるけど、スタジアムに来るのは初めて。立命館はモチベーションがある。とても良いチームだね」と感想を述べた。19日の2回戦でも同企画が実施される予定だ。
この試合のもう1つのストーリー