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2023年度学園祭衣笠祭典 開放感あふれる学園祭に

11月19日、晴天に恵まれるなか本学衣笠キャンパスにて衣笠祭典が開催、立命館大学学園祭2023が幕を開けた。来場者数は11,000人以上に上り、賑わいを見せた。

「耀(かがやき)」がテーマの中央ステージのトップバッターには立命館大学応援団が出演。吹奏楽部、チアリーダー部の両部が一体となるパフォーマンスでは、迫力のある演奏・演舞が披露された。応援団団長の小坂田晃嗣さん(文4)は出番を終え「学園祭のオープニングにふさわしい応援で盛り上げることができたのではないかと思う」と笑顔で振り返った。

本学応援団によるパフォーマンス

その後、応援団のパフォーマンスにより盛り上がりを見せるステージに仲谷善雄総長が登壇。準備に携わった学生をねぎらうと共に「学生の皆さんが日ごろの準備を存分に発揮できるような場があることだけでなく、参加している皆さまが十分楽しんでいただけることを祈願しています」とした。

仲谷総長による開催挨拶

「縁(えにし)」のテーマを掲げた西側ステージは、文化と人のつながり、出演者と観客のつながりを意識したオープニングでスタートを切った。モダンジャズバレエ部の演目「ムラサキ」は過去作品のリバイバル。作品を作り上げた過去の部員に指導を受け、今回の発表に至った「ムラサキ」は「西側ステージのテーマ『縁』に合った思いが詰まっている」と本学モダンジャズバレエ部部長の福田里穂さん(経済3)は語った。その他にも中国舞踊など異なる文化を取り入れた「ゼンタァン」、災害復興への思いを込めたチャリティーソングである「花は咲く」などの演目を披露し、西側ステージの幕開けを盛り上げた。

中国舞踊を取り入れた演目「ゼンタァン」

体育館では第3アリーナで「企業ブース」が開催された。企業ブースでは「コンタクトのアイシティ」「日清食品株式会社」「日本化粧品検定協会」「株式会社NAKAGAWA」「Bondeeボンディー」「Monster Energy Japan合同会社」の総勢6社によるさまざまなブースが並んだ。日清食品株式会社のブースでは「カレーメシ神社」を実施。神社を模したブースでおみくじを引き、運勢に応じた商品がプレゼントされた。運勢はカレーメシの味にちなんだもの。「日清カレーメシ ビーフ」は最も売れている王道の味のため「安定吉」、「日清炎メシ 辛うまユッケジャン」はスパイシーで刺激のある味のため「暴れ吉」といった具合だ。学生からファミリー層まで幅広い来場者がおみくじを楽しんだ。

おみくじは行列ができるほどの盛況だった

午後2時半から中央ステージにて衣笠プロタレント企画が開催され、「キュウ」「アイデンティティ」「ウエストランド」の3組が登場した。トップバッターのキュウは京都の要素を組み込んだ計2本の漫才を披露。アイデンティティは漫才に加え、観客からリクエストされたキャラクターの絵を1分以内に描きサインを添えてプレゼントし、観客を沸かせた。ラストのウエストランドは他団体の合唱が聞こえ漫才の進行が中断するというアクシデントを巧みに笑いに変えた。

滋賀県彦根市から訪れた女性は、各コンビのステージのクオリティだけでなく観客の多さを指摘し「コロナ禍では見たことのないほどの観客数だった。アフターコロナの社会に移行したことを実感できてうれしい」と述べた。

模擬店企画では計32団体がそれぞれこだわりのある食品を販売した。ボランティア団体の「桃立福」は桃ジュースを販売する「MOMOFUCU」を設営した。桃立福は原発事故で甚大な被害を負った福島県への風評被害を払拭するために、福島県の魅力を伝えるさまざまな事業を行っている。今回は福島県産の白桃「あかつき」を使用した桃ジュースを販売した。メンバーの川端萌嗣(もえつぐ)さん(文4)は「使用している桃や配っているパンフレットにも福島の人や会社が多く関わっている。こういった活動を通じて福島の魅力を伝えていきたい」と思いを語った。

本祭典の目玉企画である謎解き企画「LIMITED MYSTERY〜謎多き洋洋館からの脱出〜」が洋洋館で行われた。本年度は老若男女に楽しんでもらえるよう「ホラー」「王道」「メルヘン」の3つのコンセプトの脱出企画が開催された。企画の運営に携わった小倉佳七子さん(文3)は「今回の企画は1回生が中心になって考えてくれた。参加者に楽しんでもらえたらうれしい」と思いを述べた。また「ホラー」コンセプトの謎解きに参加した人たちからは「とても怖かった」「役者さんの迫真の演技のおかげで世界観に入りこめた」など満足した声が聞けた。

謎解き企画の入り口を示す立て看板

学園祭公式キャラクターの「リッツ・ブラザーズ」との撮影会は存心館一階で開催された。昨年度はステージ企画としてファッションショーを行ったが、本年度はコロナ禍の収束に伴いリッツ・ブラザーズたちと触れ合うことができる撮影会が実現された。撮影スポットは衣笠のイメージに合わせ和を表現したステージになっており、これから開催されるOIC(大阪いばらきキャンパス)祭典、BKC(びわこ・くさつキャンパス)祭典でもそれぞれのキャンパスをイメージしたフォトスポットが準備されるという。リッツ・ブラザーズの衣笠担当であるケビンは、撮影会後SNSで「めっちゃ写真を撮りに来てくれて楽しかったわ!来てくれてありがとうな!」とコメントを残した。

リッツ・ブラザーズ撮影会フォトスポットとケビン

西側ステージは書道部とよさこいサークルの京都チーム「櫻嵐洛(さらら)」によるコラボステージでエンディングを飾った。櫻嵐洛のダンスに合わせて書道部が演舞名を書いていくパフォーマンスは、西側ステージの一貫したテーマである「縁」を体現するコラボとなった。

西側ステージテーマ「縁」を書く書道部

中央ステージのエンディング企画では「気炎万丈」というテーマのもと2組の団体がパフォーマンスを披露した。

dig up treasure によるパフォーマンス

ダブルダッチ同好会「dig up treasure」は音楽に合わせたアクロバティックなダブルダッチを行い、歓声が上がる。次いでストリートダンスサークル「舞style」はモチーフの異なるさまざまなダンスを披露し、パフォーマンス後に銀テープが宙を舞うと共に会場は拍手に包まれ、衣笠祭典は閉幕した。

宙を舞う銀テープは夜空を彩った

 

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