学生アメリカンフットボールの日本一を決める大会、全日本大学アメリカンフットボール選手権。その決勝戦となる甲子園ボウルへの出場をかけた立命館大学対関西学院大の西日本代表決定戦が5日にヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)で行われ、本学は24対34で関学大に敗北を喫した。甲子園ボウル出場は関学大に譲ることとなった。
前半、第1クオーター(Q)で関学大に2本のタッチダウン(TD)を許し、0対14で第2Qを迎えた。QB野沢研(スポ健4)がランプレーを見せるも、前半はなかなか流れを作ることができない。さらに3点リードを広げられた前半終盤、QB東輝衣(スポ健3)がフィールドゴール(FG)を決めて本学はこの試合初めて点を取り、3点を返した。
後半に入ってからは野沢のプレーを中心に激戦を繰り広げた。第3Qでは野沢のパスを受けたWR大野光貴(政策1)がTDを決めて10対17とした。その後ランプレーによるTDを許したが、野沢のパスを受けたWR平井瑛登(経済3)がTDを決め、17対24と追い上げた。再度TDによって関学大がリードを続けたが、再び野沢のパスを受けた大野がTDを決め、24対31と関学大に迫った。
しかし、第4QではFGを決められたのち点差を縮めることができず、24対34で試合終了を迎えた。
試合を終えて古橋由一郎監督は「今シーズン当初は、4回生でも『弱いチーム』と言っていたほどだった。よくここまでチームを作ってくれたなという選手への感謝の気持ちだ。ただ、やはり甲子園ボウルへ連れていけなかったのは監督とコーチの責任。申し訳ないという気持ちもある」と話した。
主将の平浩希(経営4)は「先月の関学戦以降、少しずつ変わってきたとは思うが、それでは遅かった。3回生には今から勝負が始まったと思ってほしい」と語った。