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第68回不戦のつどい開催 未来に向け平和をつなぐ

12月8日に「第68回不戦のつどい わだつみ像前集会」が立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区)にて行われた。立命館学園の構成員の代表が出席し、反戦・平和の誓いを新たにする本集会は1954年に開かれて以来、日米が開戦した12月8日前後に、学園全体で毎年開催されている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年も昨年と同様、出席者を代表者のみに限定して行われた。

集会では、出席者全員が戦争犠牲者に黙とうをささげた。その後、不戦のつどい実行委員会委員長である佐藤颯平さん(法4)や仲谷善雄総長が登壇し、平和と民主主義に対する思いや不戦の決意を表明した。また、出席者による献花が行われた。

献花を行う仲谷善雄総長

 

献花を行う佐藤颯平中央常任委員長

 

佐藤さんは挨拶で「平和を知ることは、戦争を知ること。私たちには、平和の尊さを、戦争を知らない後世に伝えていく責任がある。それが、平和を維持していくことへつながる。平和の持つ意味や重要性を問い直すことで、平和な世の中を切りひらくことができるだろう」と述べた。

挨拶を行う佐藤颯平中央常任委員長

 

仲谷総長はまず、太平洋戦争について「80年前の12月8日に始まった太平洋戦争で、多くの国の若者が望まぬ死をとげた」と語った。「今日は、今と未来に生きる世界の人の目線にたって平和に向けて行動する誓いの日。未来に向けて平和をつないでいかなければならない」とした。
また、仲谷総長は挨拶のなかで「学園ビジョンR2030」についても言及。「世界に貢献できる学園づくりを進める」と述べ「立命館が世界に向けて、平和の尊さを伝えていかなければならない」と、平和への誓いを新たにすることを呼びかけた。

挨拶を行う仲谷善雄総長

 

また、オンラインと対面にて不戦のつどいの関連企画も行われた。
12月10日には「わたしたちの『不戦』ってなんだ?ーあなたの『ゆるせないコト』と『戦い』から考えるー」と題し「不戦」や「平和と民主主義」についてのワークショップがZoomによるオンライン配信で行われた。
12月14日には「いま平和を考えるーフクシマから10年ー」が行われた。「事故・災害・環境問題」という、戦争など直接的暴力に対して間接的暴力と捉えられる話題について取り扱う講演会が催され、ディスカッションが行われた。
(坂口)

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