最新ニュース

立命館×2025年大阪・関西万博 「いのちの遊び場 クラゲ館」に協賛

本学は2025年に開催される大阪・関西万博にて、テーマ事業「シグネチャープロジェクト」で中島さち子プロデューサーが手がけるテーマ事業「いのちを高める(シグネチャーパビリオン『いのちの遊び場 クラゲ館』)」に協賛している。学校法人が中島さんのテーマ事業に協賛するのは本学が初。9月20日には大阪天満宮(大阪市北区)にて安全祈願祭が執り行われ、学校法人立命館からも関係者らが出席した。

粘菌のようないのちの躍動感と力強さを表現する「創造の木」
(出所:©steAm Inc.& Tetsuo Kobori Architects All Rights Reserved)​​

大阪・関西万博のテーマ事業である「シグネチャープロジェクト」では、各界で活躍する8人のプロデューサーがパビリオン(展示館)を展開。「いのちの輝き」について、それぞれのテーマを元に哲学で語り、深める「シグネチャーパビリオン」を建設し、その成果を未来に残すことを目指す。中島さんの手がける「いのちの遊び場 クラゲ館」では、漂うクラゲの神秘のような、言葉で説明しきれない何かがもつ魅力を表現し、いのちや創造性を象徴することをコンセプトに制作されている。

中島さんは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)の5つの分野を対象とした統合的・創造的な教育であるSTEAM教育の教育者でありつつ、数学研究者、ジャズピアニストなど幅広い分野で活動している。中島さんのプロジェクトに着目した理由について、本学総務部(OIC地域連携担当)の長谷川哲(さとし)さんは、中島さんのSTEAM教育、数学、音楽などの専門性について述べつつ「中島さんの重視する多様性、インクルーシブなどは立命館が目指す教育とも親和性が高い」と語った。

立命館と万博との関わり(提供:OIC地域連携課)

また、本学は「TEAM EXPO 2025」プログラムの「共創パートナー」でもある。「TEAM EXPO 2025」プログラムとは、​​​​企業、教育・学術・研究機関、自治体、個人など、さまざまな関係者が共に、理想とする未来社会を創り上げようとする参加型プログラム。大阪・関西万博と連携することで、本学の教育・研究・地域貢献活動をより一層発展させることを目指す。

本学は2021年度より「共創パートナー」に登録しており、日頃の教育・研究成果を地域社会に還元する取り組みとして、OICで開催する「いばらき×立命館DAY」(5月)、「Asia Week」(10月)といった地域交流イベントを開催。中島さん・学生・企業のトークセッションや、中島さんと音楽家たちによるスペシャルライブなど、大阪・関西万博に向けた機運醸成企画を実施している。
「いばらき×立命館DAY」では、出展ブース数150超え・来場者約21,000人、「Asia Week」は来場者数約8,000人を記録する大盛況となった。

「いばらき×立命館DAY2023」では、4年ぶりにキャンパスを全面開放、入場制限を撤廃した

さらに本学は、理想の未来社会実現のための取り組み「共創チャレンジ」も盛んに行っている。例えば、社会インフラや企業活動のサプライチェーンなど、環境配慮型の仕組みづくりを目指す「カーボンマイナスプロジェクト」や、イノベーション人材育成を目指す教育プログラム「EDGE+Rプログラム」、西菱電機株式会社や大日本印刷株式会社と連携した、防災意識を高める「いばらき防災ブースプロジェクト」などが挙げられる。

また長谷川さんは、学生が主体となった活動にも期待を寄せる。本学万博学生委員会「おおきに」は、有志の学生により構成された学生団体。大阪・関西万博に向けて、教職員や他の学生団体との協働のもと、さまざまな社会問題解決をテーマに活動している。中でも、日本文化班や食班(SusTable)が携わった活動は「共創チャレンジ」に登録されている。活動の成果は「いばらき×立命館DAY」「Asia Week」で発表され、来場者を楽しませた。

「Asia Week 2023」では、食班が大豆ミートを用いたガパオライスを販売した

今後のイベントとしては「OIC EXPO」と銘打って開催される「いばらき×立命館DAY」や中島さんと相互的に関わることのできるミーティングなどが予定されているという。
万博連携推進本部事務局の中野さん(OIC地域連携課所属)は、今後「いのちの遊び場 クラゲ館」建設などに伴い会議・ミーティングの場は関西が主となるだろうと予想し「OICでの会議も増えるはず、大きなイベントを自分の手で作り上げられる機会を逃さないでほしい」と本学学生へ激励を送った。

(加藤・稲垣)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー および 利用規約 に適用されます。

reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。