2022全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)が12月30日、静岡県の富士宮市で開催された。今大会は24チームが出場し、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)から富士総合運動公園陸上競技場(静岡県富士市)までの7区間、43.4kmで争われた。優勝を目指して臨んだ本学陸上部は、昨年4位から順位を1つ下げて5位という結果に終わった。
上り下りがある1区では、当日エントリーで柳井綾音(食マネ1)が村松結(食マネ1)に変わって走った。1区最下位と大きく出遅れた本学陸上部であったが、2区では、11月20日に10000mで32分27秒29をマークし自己新記録を更新した村松灯(経済2)が10人を追い抜く走りを見せ、20位まで順位を上げた。村松灯は「一年間、けがもなく順調に走ることもできて、去年と比べて成長できたがそれと同時に自分の力不足を感じたので、これをステップにしてまた来年から強くなれるように頑張りたい」と話した。
続く3区の土屋舞琴(スポ健1)と4区の宮澤実亜(スポ健1)も順位を上げ、10.5kmで最長区間となる5区で主将の飛田凜香(スポ健4)が快走した。大学最後の駅伝で5区を走った飛田は学生トップランナー山本有真(名城大)に次ぐ区間2位の記録で、順位を12位から5位までひきあげ福永楓花(食マネ2)にたすきを繋いだ。厳しい上り坂が続き、高低差は169mに及ぶ難関区間と呼ばれる最終7区を平岡美帆(食マネ4)が走り切り5位入賞を果たした。
飛田は自身の走りを振り返って「区間賞を期待されていたので悔しい気持ち。たくさんの人に支えられてばかりの4年間だったが、立命館大学に来たからここまで成長することができたので、感謝の気持ちでいっぱい」と語った。またチームが5位入賞という結果については「全員が力を出し切っての5位なので、後悔はなくやり切れたなという気持ち」と清々しく話した。杉村憲一監督は「悔しい結果にはなったが駅伝だけでなくインカレも含めてすごくいいチームになった」と振り返った。(井上)