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英語教育改革へ、正課授業にAIサービスを試験導入

本学は、2022年9月から英語教育にAIを活用したサービスを順次導入することを発表した。今回、英語教育に導入されるのは、株式会社みらい翻訳(東京都渋谷区)が提供する AI 自動翻訳サービス「Mirai Translator ®」とELSA(米国カリフォルニア州)が提供するAIによる発音矯正サービス「ELSA Speak」の2つ。プロジェクト発信型英語プログラムPEPが実施されている生命科学部・薬学部・スポーツ健康科学部・総合心理学部の4学部に所属する学部生・院生約5,000人が対象となる。

プロジェクト発信型英語プログラムPEPによる授業の様子

PEPでは「探求」と「発信」を取り入れた英語授業を展開する。山中司教授(生命科学部)や木村修平准教授・教学部副部長(生命科学部)らが中心となって、英語教育改革を目指している。このプロジェクトは、本学の中期計画「学園ビジョン R2030 チャレンジ・デザイン」で掲げる「テクノロジーを活かした教育・研究の進化」を体現するため行われた「教育開発 DX ピッチ」にて、2022年5月に優秀賞を受賞した。これを受けて、山中司教授は「未来の当たり前を体感してもらいたい」と導入を前に期待を示す。

「ELSA Speak」を使っている様子

大学の正課の英語授業で「Mirai Translator ®」を利用に一切の制限を設けず導入するのは日本初(みらい翻訳調べ)の試みとなる。また「ELSA Speak」はシリコンバレー発の最先端テクノロジーを活用した大学における新しい英語教育の形を模索する試みとして、それぞれ注目を集める。

「Mirai Translator ®」を使っている様子

学習成果や学生の心理面などへの効果が期待されるこうしたサービスの導入は、PEPにおける英語教育改革の一環にすぎない。本学教学部では、英語教育改革に取り組むタスクフォースが立ち上げられ、既に活動を開始しているという。木村修平准教授は「学生を含め全学をあげて改革に取り組む」と英語教育のさらなる前進に向けた意欲を語った。(小野)

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