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本学の自転車利用について 地域連携課にインタビュー

本学では自転車を使用している学生が多い。そこで本学学生の自転車利用におけるトラブルや対処法、本年度4月からのヘルメット着用の努力義務化ついて、本学地域連携課の浜根利明さん、梅村亮介さん、山本貴之さんに話を聞いた。

本学の自転車利用で多く挙げられる問題は違法・迷惑駐輪、盗難、道路交通法違反であるという。違法・迷惑駐輪は主にマンションや商業施設で発生し、大学の対応としては、本学学生の自転車がとまっているという連絡が来たら登録番号を確認し、登録している学生に電話してすぐ移動させるようにしている。大学の駐輪場では警備員たちが巡回して自転車登録証(登録シール)がない自転車は警告する。盗難では、被害者の学生が鍵をかけていないという場合が多く、警察や大学はツーロックを呼びかけている。学生の道路交通法違反も問題であり、ヘッドライトの無灯火や二人乗り、イヤホンをつけての走行について苦情も来ているという。

 

キャンパスごとの問題

さらに、キャンパスごとの問題も発生している。

衣笠では、住宅地に囲まれて細い生活道路が多くあり、そこで自転車と住民がぶつかりそうになることがある。特に京都市の北から南への移動は下り坂であり、帰宅の際にスピードが出てしまう学生が多い。

衣笠キャンパスの住宅街にある道路

またびわこ・くさつキャンパスでは、大学で決められた道ではなく地域住民が使う生活道路を学生が抜け道で使うことや、スピードを出したまま大勢で生活道路を走行するという問題が起きている。

キャンパスへの道にある注意看板

さらに大阪いばらきキャンパスでは、近隣のショッピングモールと大学を結ぶ地下道路に自転車レーンと歩行者レーンがあるが、レーンを守らず走行する学生が多い。時には学生と近隣住民がぶつかって、怪我をする場合もあるという。

地下道路の自転車レーンと歩行者レーン

今後の対処について

各キャンパスでのこれらのトラブルに対して大学は、通学での自転車の使用の有無に関わらず、自転車保険に必ず入ることや、保護者と保険に入っているのか確認してほしいことを呼びかけている。
そのほかにも、学生は通学用の自転車を登録する際には交通ルールに関するWEBガイダンスを受けることになっている。また、警備員が大学の門以外にも駅からキャンパスまでの生活道路や苦情が多い場所にも配置されており、注意を呼びかけている。

さらに本年度4月からヘルメットの着用が努力義務となったことについて、大学の対応としてはまず努力義務になったのを学生に認知してもらうことに取り組んでいる。大学生協でもその着用を推奨する呼びかけがされている。

最後に浜根さんらは、学生に対して「地域の多くの人々から見られている自覚を持ち、交通法規を遵守して安全に自転車に乗ってもらいたい」と述べ「スピードの出しすぎ、傘さし運転、二人乗りや違法・迷惑駐輪など、自分勝手な行動をした場合、どんな事故や他人への迷惑が発生するのかを予測し、未然に交通トラブルを回避するといった思考を持ってほしい」と呼びかけた。
(佐藤)

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