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カーボンマイナスプロジェクト 万博出展内定 果たす

本学カーボンマイナスプロジェクトは7月26日、来年4月に開催する大阪・関西万博内に設けられるTEAM EXPOパビリオンにおける「地球の未来と生物多様性ウィーク」への出展内定を決めた。

同プロジェクトは本学経営学部に所属する学生によって構成されており、今期で4期目となる。2021年7月からは万博の共創チャレンジに登録しており、普段は公式サイトや動画の作成、イベント参加を通した広報活動を行っている。

50年をめどにした、世界目標である温室効果ガスの排出量実質ゼロを指す「カーボンニュートラル」の実現。日本においても20年には、菅義偉元首相によりカーボンニュートラルを目指すことが宣言されている。

一方「カーボンマイナス」では、地球上の二酸化炭素総量を減少させることを目的とする。同プロジェクトではカーボンマイナスの実現に向け、二酸化炭素を吸収した植物を炭として利用する「バイオ炭」に注目しているという。バイオ炭の利用は、化学燃料などで掘り出された二酸化炭素を再び地下に戻すことで、大気中の二酸化炭素総量の現象を見込むことができるという。

同プロジェクトは、持続可能な社会の実現に向け、より効果的なカーボンマイナスに着目し、活動を行っているという。メンバーの佐々木亮太さん(経営3)は、出展の内定について「これまで先輩たちが積み上げてきた活動過程を形にすることができて誇らしい」と振り返る。パビリオンでは、カーボンマイナスという取り組みについて「全く知らない人」「既に知っているが行動には移せていない人」を対象にした展示などを企画しているという。

「本プロジェクトを通して、最終的にはカーボンマイナスを実装できる社会をつくり上げたい」。メンバーの田中健太郎さん(経営3)は未来を見据える。田中さんは目標の実現に向け、今後脱炭素を通じて環境に貢献する企業とバイオ炭の農地貯留による炭素除去を担う人たちがより多くマッチングできる仕組みやプラットフォームづくりの重要性を強調する。

(大池)

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