新型コロナウイルスの影響拡大が、新入生の部屋探しに影響を及ぼし始めていることがわかった。衣笠キャンパス周辺の不動産業者によると、その一例として新生活に向けた部屋探しのピークが3月下旬まで長引く現象が起きている。また最近契約をした新入生のなかには、4月中のWEB授業が決定されたことを受け、入居時期を4月以降にする大学生も出ている。その一方で、既に決定した入居予定日を後ろ倒しする人はほぼいないという。
さらに東門近くに店舗を構えるエブリィハウジングでは、日本に入国できなくなった留学生の契約キャンセルが発生。同じく東門近くの学生ハウジングには、海外留学の期間が短くなったことで急きょ部屋探しをすることになった学生が来店したという。
今回取材した不動産業者はいずれも、従業員のマスクの着用やこまめな換気といった様々な対策を行っていると回答した。ただ現状として消毒用アルコールを十分に手に入れられていないと答えた店舗もあり、改めて影響の大きさが浮き彫りとなる形となった。(石渡)