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「コロナを原動力に」―映像学部オンラインコミュニティー「仮想充光館」

近頃、本学映像学部の学生が立ち上げたオンラインコミュニティーである「仮想充光館」が一部映像学部生の憩いの場となっている。

仮想充光館とは?

仮想充光館の様子

仮想充光館は『Discord』という、音声とチャットの機能を用いて同じサーバー内にいる人々と交流できるサービスに登録することで参加できる。一般的にゲームのマルチプレイをする際に用いられるこのサービスを応用した仮想充光館には、1回生から卒業生、さらには教授までもが寄り合っている。現在参加者は190人を超えており、その数は学部全体の4分の1になる。仮想充光館を運営している多田圭吾さん(映像2)はその魅力を「既にある縦の繋がりやゾーン(映画芸術やゲーム・エンターテイメントなど映像学部の5つの学びのゾーンのこと)ごとの繋がりだけでなく、ゾーンの違う同回生など横断的な繋がりもできること」だと話す。また、Discordでは1つのサーバー内に、一度作れば常に存在し続ける部屋をいくつも作ることができ、その都度場所を設ける必要がないため、いつでも気軽に利用することができる。

きっかけ

もともと「課題をダラダラとできる場や夜に作業できる場を作ってみたかった」と多田さんと同じく運営に携わる長沼勝大さん(映像2)は語るが、新型コロナウイルスの流行を受け、さらに「充光館のラウンジのような出会いの場」が必要だと考えるようになったという。今年の3月頃から動き始め、徐々に利用者を増やしていった。その中で普段なら会うことができない卒業生の参加もあり、それまでのサークル勧誘や作品の公開などに加え、進路相談という新たな用途もできたそうだ。

イベント

最近では『Eizo Mixture Cup』と称されたゲーム研究会とのコラボ企画も開催された。『スプラトゥーン』を通して学生はもちろん、教授も参加し、学年や立場の垣根を超えた賑やかな大会が執り行われた。当日の模様はゲーム研究会のYouTubeチャンネルにもアップされており、熾烈な戦いの様子と熱のこもった実況から当日の盛り上がりを感じることができる。現在はこの企画の第2弾が開催予定で、詳細はゲーム研究会のTwitterアカウントに掲載されている。

メッセージ

映像学部の1回生有志で制作されたWebラジオ『Gate Front Wave』(G-FRO)も活動拠点は仮想充光館で、収録にはDiscordの通話機能を用いたという。G-FROの制作陣からは「母なる大地のような存在」「家での1人の時間に学部生が進出してきたのはある種の革命」といった声も聞かれた。一からオンラインコミュニティーを成立させなければならないため、人集めや常駐している人がいる状況作り、さらに場ができてからの新規ユーザーの獲得など、課題は多くあるという。長沼さんは「コロナ収束後はもちろん、自分たちの卒業後も残していくためにまずはオンラインコミュニティーとして確立させたい。とにかく優しい人ばかりなので学部生はぜひ入ってみてほしい」と意気込んだ。(佐野)

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