学部生の代表として学生自治を担う自治委員と自治会役員を決める選挙が、6月28日から始まった。昨年に引き続き今年も電子投票で実施し、投票期間は7月2日まで。選出された自治委員は学部生の意見を集約し、大学側に伝える活動をする。
全学選挙管理委員長の前田凛太郎さん(国関3)は自治委員について、学生の意見を学部・大学側に伝える要求実現運動を行うなど学生自治の一翼を担う存在だと強調する。しかし昨年11月に行われた選挙では投票率が9.87%に落ち込んだ。学生自治への関心の低下が懸念されるなか、各学部選挙管理委員会は学生に投票参加を呼びかけた。具体的には授業の冒頭を利用し、投票の手順説明や参加誘導を行った。また、全学選管のSNSを活用してより多くの学生に情報を届けられるよう取り組んできた。
自治委員への立候補者数は、新型コロナウイルスの影響により活動が大きく制限された昨年度からは改善したものの、十分とは言い難い。前田さんは「自治委員選挙は学友会の活動について発信するビッグイベントでもある」と話す。「自治委員選挙を通じて学生自治組織が力を伸ばすきっかけをつくりたい」と期待を込めた。
立候補者の所信表明や投票のためのURLは、manaba+Rのお知らせから確認できる。(池、鈴木)