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今年も熱戦、立命スポーツ~スポーツ展望2023~

「立命館憲章」に基づきスポーツを学園づくりのための重要な要素として位置付け、課外自主活動の振興・発展と環境整備に努める本学。2017年から包括的連携交流協定をアシックスジャパン株式会社と締結し、様々な事業を展開しアスリートの育成に力を入れている。そのため各競技のトップアスリートが集うスポーツの名門校としても名前が知られ、多くの団体が毎年のように全国の舞台で優秀な成績を収めている。その活躍は日本にとどまらず世界を舞台に活躍する選手を多く輩出している。ここでは本学の数ある団体の中から全国に名を轟かせている4つの競技の昨年度の活躍と2023年の展望を紹介する。(井上)

アメリカンフットボール部

アメリカンフットボール部、通称パンサーズは学生日本一を決める「甲子園ボウル」では8度の優勝を誇り、学生トップレベルの実力を持つ。しかし近年はパンサーズ最大のライバルである関西学院大ファイターズがリーグ優勝7連覇、甲子園ボウル5連覇と圧倒的な力を誇る。「学生最高峰の試合」と呼ばれる関立戦で昨年、本学は6対10で敗れ、またしても優勝を逃した。エースQBの庭山大空(経済4)は昨年度の関学戦を振り返り「私生活の中で甘さがあった」と語り、この敗戦から今年は「何が正解かは分からないが、やれることはやりつくしてフットボールの神様に微笑んでもらえるような行動をとりたい」と前向きに語った。就任2年目となった藤田直孝監督の下、8年ぶりの甲子園ボウルに出場、そして日本一を目指す。

対関学大「KG戦」は多くの観客が注目する一戦

女子陸上部

女子陸上競技部は、大学女子駅伝日本一を決定する杜の都駅伝、富士山女子駅伝ともに最多優勝を誇る。近年は表彰台から遠のいていたが昨年の杜の都駅伝では準優勝に輝き、女王奪還の兆しを見せた。 しかしその2カ月後に行われた富士山女子駅伝では、序盤の出遅れの影響で5位に終わり、涙を呑んだ。近年の大学女子駅伝界には5年連続で二大駅伝を制覇する名城大が絶対女王に位置している。追う立場の本学はエースの飛田凜香が昨年度卒業し、苦戦を強いられることが予想される。そのため村松灯(経済3)と村松結(食マネ2)の村松姉妹をはじめ、実力のある選手達の走りに期待が寄せられる。村松灯は「去年と比べて成長できたが自分の力不足を感じた」と昨年を振り返り、古豪復活に向けて日々練習に励む。

昨年の杜の都駅伝では3年ぶりに表彰台に輝いた

硬式野球部

  硬式野球部は1923年創部、今年で創部100年周年を迎える。過去には元ヤクルトスワローズの古田敦也さん等、多くのプロ野球選手を輩出している。昨年のリーグ戦、春季は最下位、秋季は位に終わり、優勝争いをしていた一昨年から大きく低迷した。しかし本年度は、昨年12月に行われた侍ジャパン大学代表候補合宿に参加した谷脇弘樹(産社)やリーグ戦で150キロ超えを連発した藤本竜輝(産社4)を中心とし、投手陣の層は厚い。また有馬伽久(産社1)は、昨年夏の甲子園で愛工大名電高校の41年ぶりの8強入りに、貢献した左腕であり注目が集まる。打撃は履正社高校時代に夏の甲子園で全国制覇を成し遂げた桃谷惟吹(産社4)が主軸としてチームを牽引する。今季に向けて谷脇は「昨年は1点の重みを知った。今季は味方がミスをしても取り返せる、勝てる投手を目指す」と意気込んだ。

今年も桃谷のバッティングに期待がかかる

男女ホッケー部

   ホッケー部は、大学ホッケーのなかでも随一の結果を残している。 昨年、女子は春季・秋季リーグともに優勝を果たした。しかし大学日本一を決める夏の大学王座決定戦では、3連覇を逃した。 男子は春季・秋季リーグともに天理大に次ぐ、準優勝に終わった。しかし大学王座決定戦では天理大を下し優勝、日本選手権では準優勝を勝ち取った。主将の川村裕亮(政策4)は「6冠を達成するためにもチーム一丸となって試合に臨んでいきたい」と意気込み、今季もチームの強みである堅守速攻を武器に常勝チームを目指す。

昨年の全日本選手権では準優勝となった

 

 

 

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