4月2日、2022年度立命館大学・大学院入学式がみやこめっせ(京都市左京区)で開催された。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場では検温や手指消毒が徹底され、式典への出席者は新入生に限定された。なお、対面で参加できない学生や家族などに向けて実施されたライブ配信(式典のみ)の模様は、立命館大学公式YouTubeチャンネル「Ritsumeikan Channel」で視聴できる。
3年ぶりにみやこめっせで実施された入学式について、本学教学部学事課の石元厚志さん、学生部衣笠学生オフィスの西田祐太郎さん、総合企画部広報課の向山和希さんに詳細を聞いた。
当日の式典では、仲谷善雄総長による式辞や新入生代表挨拶などが行われた。急激に変化する現代社会では未来への意志を持つことが大切だとして、仲谷総長は「Futurize.きみの意志が、未来。」という言葉を新入生に贈った。
また式典終了後には、課外自主活動団体が新入生歓迎パフォーマンスを実施。今回参加した団体のうち、交響楽団、体育会居合道同好会、バトントワリング部、舞style、および応援団の計5団体は、2020年度入学式の同企画に出演する予定であったが、新型コロナウイルスの影響で実現しなかった。
大学での課外自主活動の魅力を発信し、新入生の学生生活への期待感を高めるという目的のもと、3年ぶりに実施された本企画。担当者の西田さんは「コロナ禍でさまざまなイベントが制限されているなか、大学としてもこのような場を提供できてうれしい。学生が学生を歓迎するというこの企画は、新入生にとっても在校生にとっても意義のあるものだったと思う」と笑顔で語った。
さらに会場内には花や新聞をモチーフにしたフォトスポットが設置され、写真撮影をする新入生で賑わいを見せた。入学式当日、フォトスポットには多くの参加者が集まることが予想されたため、スタッフ間で情報共有を行いながら、ソーシャルディスタンスの保持に努めたという。担当者の向山さんは「感染対策を徹底するのが大変だったが、皆さんが安心して参加できる状況となってよかった。フォトスポットで新入生の皆さんの笑顔をみることができてうれしい。立命館という舞台で自分のやりたいことを見つけてほしい」と語る。
今年度の入学式を振り返って、石元さんは「人生の節目となる入学式を開催するために、大学側も実施形態や感染対策などさまざまな考慮をして入学式に臨んだ。最終的に保護者の方々が参加できなかったことは残念だが、新入生のみなさんにとって良い思い出となっていたらうれしい」と述べた。(下田)