自主制作映画の大会「ぴあフィルムフェスティバルアワード2021」で高橋伊吹さん(映像1)の「帰路」が入賞した。そして9月11日~25日に開催された「ぴあフィルムフェスティバル」で上映された。高橋さんの作品のテーマは高校生の少年が学校を抜け出した帰り道であり、ほぼセリフがないことが特徴だ。
高橋さんは高校で映画研究部に所属。受験期になると自身の記録映像としてこの映画を作りたいと考え、周囲に配慮して一人でも完成できる作品にしたいと思い制作した。撮影のみいとこが協力し制作全体には約1週間が費やされた。絵コンテ・脚本などはなく、自身の頭の中にあるイメージをいとこに伝えることが特に難しかったそう。
「応募した時は自分の演出が他人が見て面白いのかということが不安だった」と振り返る高橋さん。しかし、審査員が作品の内容を面白いと推薦したこともあり入賞、電話で結果を知った時は興奮のあまり散歩に出たという。また授賞式では同世代の受賞者や他の作品に感化され、今後は撮影技術を磨きたいという思いを抱いた。
高橋さんは映像を学びたいと思い本学映像学部に進学、最近は絵コンテや脚本の作成に力を入れている。「自分の作品が多くの人に評価されるよう長編作品を作って大会に出したい」と意気込んだ。(佐野、佐藤)
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