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「広める価値のあるアイデアを」 衣笠キャンパスでTEDx開催

「TEDxRitsumeikanU」が11月2日、衣笠キャンパス・学生会館小ホールにて開催された。TEDはアメリカに本拠地を構え「広める価値のあるアイデア」のスローガンのもと、プレゼンテーションイベントを組織する非営利団体である。TEDxはTEDからライセンスを受けて行われる独自のイベントであり、本学でも学生によって昨年度から取り組みが始まった。

唯一学部生として登壇したナカジベエ・アレンさん

イベント当日は約70人の観客が集まり、事前に面接等で運営スタッフによって選び抜かれた2名の本学の学部生・院生と3名の社会人が、日本語や英語でそれぞれのアイデアを発信した。登壇者のナカジベエ・アレンさん(国関4)は、地元ウガンダにおける女性の生理の衛生問題を解決するために来年から実施するプロジェクトの案を発表した。「高校生の頃から取り組んできた問題であり、いつか自分のアイデアを伝えたいという目標が叶った」と彼女はイベント終了後に振り返った。

挨拶をする運営代表のクムラ・マリさん

現在の運営スタッフは、中国、インド、アメリカ、シンガポール、台湾、フィリピン等の留学生15人と日本人4人の計19人の国際関係学部生によって構成されている。アメリカからの留学生で運営代表を務めたクムラ・マリさん(国関4)は本イベントの開催目的について「学生が日常生活とは異なる経験ができる場や、留学生が活躍できる場を作りたい。目標は、観客の中に新たなアイデアが生まれ、伝える自信を持ってもらうこと」と語る。今後の活動については「国際関係学部以外の学生にも参加してもらい、ゆくゆくはサークルにしたい」と述べ、学生に向けては「何でも新しいことに挑戦してみましょう」とメッセージを送った。(堀ノ内)

ステージ上に集まる登壇者

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