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2022年度OIC祭典開催 模擬店復活 にぎわうキャンパス

12月4日、本年度学園祭OIC祭典が大阪いばらきキャンパス(OIC)にて開催された。

本年度のOIC祭典は、OICアリーナでの開会宣言とともに幕を開けた。オープニングのMCで強調されたのは国際色の強さだ。ステージを盛り上げる2人のMCのやり取りが英語通訳されたほか、パンフレットでの英語表記、英語対応ができる学生スタッフの配置など、OIC祭典全体での二言語対応に力を入れているという。

続いて行われたオープニングステージでは、よさこいサークルの京都チーム・櫻嵐洛(さらら)が2つの演舞を披露。2022年度作品「烈華/レッカ」では大迫力のパフォーマンスで会場を揺らした。衣装の早変わりをこなすと、二部の2020年度作品の「煌夜/カグヤ」はゆったりとしたパフォーマンスで観客を魅了した。

オープニングを飾った櫻嵐洛

ステージ企画

OICアリーナで行われたステージ企画では、計12組の団体がパフォーマンスを披露。バンド演奏やダンスで会場を盛り上げた。ダブルダッチサークルのFusion of Gambitは2本の縄を用いながらダンスやアクロバットを披露し、会場を活気づけた。代表の藤川晟さん(経済2)は「とにかく全員で楽しむことを目標に、本番へ臨んだ。ミスもあったが、観客の方が温かい拍手を送ってくださってうれしかった」と語った。

また午後には軽音サークルのロケット団がライブを行った。今回のライブではロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の楽曲を4曲披露し、透き通る高音と巧みな演奏で会場を盛り上げた。ボーカルを担当した山下安土さん(心理2)は「人前で演奏するのはスタジオでの練習に比べ緊張し、歌うのが速くなってしまうこともあったが、楽しく演奏することができたので良かった」と笑顔で話した。

ライブ演奏で会場を盛り上げたロケット団

縁日企画

B棟1Fでは縁日企画が行われ、家族連れを中心に盛り上がりを見せた。多言語交流ブースでは、オープニングで宣言していた通り国際色を前面に押し出した企画が開催された。同ブースは、英語に気軽に触れてもらうことを目的として、Global Supporters、グローバル教養学部自治会、BBPが共同で運営している。ネームプレート作成やボードゲームの「マンカラ」、クリスマスゲームなどを英語を使って開催。ネームプレート作成について佐々木春菜さん(GLA1)は「まずは英語を楽しんでもらい、そこから海外に興味を持つ手助けができたらうれしい。また国際交流だけでなく、ネームプレートを作る際の画用紙やペンの色選びから、自分の感性や個性を表現できる社会につなげたい」と語った。

来場者と企画に取り組む多言語交流ブース

ボランティア活動を行うIVUSA京都は豆つまみ大会の超えろ!ギネス記録!お箸の達人を開催した。好成績はランキング表に掲載され、ランキング入りを果たすと、同団体の模擬店で使用可能なクーポン券が配布される仕組みになっていた。「幅広い年齢層の方に来ていただいている。開店してからひっきりなしにお客さんが来てくれてうれしい」と藤田稜さん(経営4)は語った。大会参加者の片伯部優(かたかべゆう)さん(経営2)は「パンフレットを見て興味を持った。ランキングに載りたくて頑張ったのだが、クーポンがもらえるとは知らなかった」と楽しそうに語った。

来場者はギネス記録を目指し豆つかみをした

模擬店企画

3年ぶりに開催された模擬店企画では、計16の団体がそれぞれ多種多様な食べ物を提供した。総合心理学部の高橋ゼミは、コオロギパウダーを使った焼きそばを販売した。看板を持って宣伝していた白石航琉さん(心理3)と村山紫保さん(心理3)は「昆虫を食べることに関する心理的な嫌悪感について研究している学生がゼミ内にいるのがきっかけ。ゼミのメンバーでコオロギを食べてみて、昆虫食について皆さんに知ってほしいと思い、販売を決めた」と語った。今回の焼きそばには怪訝な顔をする人もいたが、繁盛しているそうだ。

また珈琲の販売を行なった立命館珈琲研究会の藤川正碁さん(経営2)は「お客さんの中には2杯目を飲みに来てくださる方もいた。予想外の盛況だったので、珈琲が途中で売り切れてしまったが、部員が焙煎のための豆を家から取りに行き、より多くの来場者に珈琲を提供することができた」と模擬店の盛況について話した。

兵庫県から訪れた、OICの学生の保護者は「昨年度来た際にはなかった模擬店が、今回はあるためうれしく感じる。いろいろな店があり、賑やかで楽しい」と笑顔で語った。

ハンドトリップで珈琲の提供を行なった立命館珈琲研究会

団体企画

団体企画には計14の企画が出展された。美術研究部の展示会&落書き体験会では、壁沿いに並ぶ部員らの作品と中央に敷かれた巨大な落書き用紙を見るために、学生から親子連れまで多くの来場者が姿を見せた。多彩なペンが散乱する巨大な落書き用紙には、子どもたちが文字やキャラクターなどを思い思いに描き、中には他人が描いたイラストに色をつける様子も伺えた。美術研究部の小坂井寿崇さん(政策2)は「文房具の試し書きコーナーをイメージして企画した。地域の人にも喜んでもらえるようこれからも取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

巨大な落書き用紙の上には多彩なペンとイラストがのる

秋の立命寄席 in OICでは、分林記念館内にある能舞台の松羽目物を背に落語が催され、多くの観覧者の笑いを誘った。普段の衣笠での活動とは異なる客層である、大阪の人にも見てもらいたいとの想いが込められたこの舞台には、予想以上の観客が集まったという。最後に舞台に立った任田萌起さん(文2)は「お客さんの反応や距離感が普段と異なり、違う景色が見れて新鮮だった。温かい反応もあり、モチベーションに繋がった」と公演を振り返る。

観客を前に堂々と落語が語られた

スペシャルイベント

C棟2Fではサブウェイセラピーの空間が用意された。サブウェイセラピーとは付箋に自身の思いを書きとめ、それを壁に貼り付け表現するアートセラピーのこと。祭典中、付箋が壁に貼られていく様子を見ていた石谷有紗(いしがいありさ)さん(経営4)は「貼るだけじゃなくて、そこから会話が生まれていくことが楽しかった」と振り返った。祭典も終盤にさしかかるなか、身を机によせペンを動かす参加者の姿が見られた。

壁に貼られた参加者のメッセージ

本祭典では模擬店に投票することができる来場者参加型のランキング企画モギ-1グランプリが開催された。計16の模擬店から3つの団体が選ばれ、受賞団体には生協食事券が贈呈された。3位は国際ボランティア学生協会「宇宙規模」の焼きそば、2位は総合心理学部高橋康介ゼミ「君はかける?かけない?昆虫食焼きそば!」の焼きそば、1位には生協学生委員会「MOGITEN」のおでんが選ばれた。「MOGITEN」の代表である髙田康平さん(経営1)は「10月に模擬店参加が決定してから、急いで準備を進めてきた。12月の開催に合わせ、おでんを出品したことで多くのお客さんに喜んでいただき、モギ-1グランプリ受賞という結果に繋がってうれしい。来年も機会があればまた参加したい」と意気込みを語った。

生協食事券を受け取る「MOGITEN」代表の高田さん

エンディング

OIC祭典のエンディングを飾ったのはチアダンスサークルのBLENDERSだ。多様なジャンルの曲を織りまぜ、動きの揃った華やかなチアダンス・アイドルダンスで会場を賑わせた。エンディング企画の前にもステージ発表をしており、代表の赤瀬結香さん(経営3)は「出る前は緊張したが、あっという間だった」と振り返った。最後に披露された曲は唯一全員で踊る曲で、部員にとっても大切な一曲になっているという。

また、エンディング企画のために練習したという「ミッキーマウスマーチ」ではポンポンで「OIC♡」の文字が作られた。赤瀬さんと副代表の川島愛結さん(経営3)は「この曲は先輩が作ったダンスをアレンジしたもの。いつものチアとは違うかわいらしい振付になっているところにも注目してほしい」と事前に語った。観客には光るブレスレットが配布され、観客席にもカラフルな景色が広がっていた。企画後、学園祭2日目となったOIC祭典は観客の大きな拍手とともに幕を閉じた。

  • 3年ぶりに復活したOIC祭典での模擬店企画

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