12月14日から20日までの7日間、大阪いばらきキャンパス(OIC)で、国際交流フェスタ「Asia Week 2020」がオンラインで開催された。この催しはグローバル化を推し進める本学の取り組みを地域社会に発信することを目的に開催されており、今回で6回目を迎える。例年キャンパスに1万人近い人々が来場するにぎわいを見せていたものの、今年は新型コロナウイルス感染防止の観点からオンラインという形が取られた。
期間中は「心、ひとつに世界とつながる」をテーマに、YoutubeやZoomを用いたライブ配信やオンデマンド動画配信が行われた。
マレーシア生まれの映画監督リム・カーワイさんが手掛けた映画の無料上映会では、上映後に監督自らが参加するトークショーが行われた。また、台湾における感染拡大防止策で名を上げた若き官僚オードリー・タンさんの動画をもとに「社会はどう変えられるか?」を考えるオンラインワークショップでは、参加者が互いの意見を交換する様子が見られた。
OIC地域連携課でAsia Week事務局担当の西田篤さんは、今年のAsia Weekについて「これまでのテーマである国際交流や異文化理解に加えて、コロナ禍で交流の機会が減った学生の交流の場を作ることや、例年とは違う形になっても茨木市民の方々と連携することを併せ持ったイベントにしたい」との思いをもって臨んだ。
Web授業により大学に来る学生が減っているため、学生とコミュニケーションを取ることが難しくなったという。西田さんは「学生団体が直接集まって議論をできない状況下でイベントを企画することと、初めての取り組みで正解が分からないなか、手探りの状態で進めなければならないことに苦労した」と語った。
西田さんは学生に対して「たくさんある企画のなかで自分に合うものが必ず見つかると思う。今回のアジアウィークを通して何か気付きになることを見つけて持って帰ってもらえていれば頑張った苦労が報われる」とメッセージを送った。
Asia Weekの一部企画は現在、公式HPでオンデマンド配信されている。