本学学友会の堀友世偉・学園振興委員長が8月19日、本紙の取材に応じ、立命館憲章の改正案の検討過程について「改正ありきだった」と振り返りつつ、意見聴取を「一定評価する」と述べた。憲章については「本学がどのような方向に進んでいきたいかを表すものだ」との認識を示した。
「立命館憲章」改正検討委員会が学内を対象に4月から行った意見聴取を前に「改正素案が突然、(検討委から)常任委員会に共有された」という。
堀さんは、検討委による常任委員会に対する意見聴取は、「2月と4月の2度あった」と説明。当時の改正素案を見て、①学生にとって分かりやすい内容でなくてはならない②学生が大学の構成員として関わっていることを意識する必要がある――と意見したと話す。
学園の常任理事会が検討期間の延長を決めたことに関しては、「議論の結果、改正するかどうか決める形になり、改善された。学生の意見を重く受け止めている」との認識を示した。
改正に対する反対意見については、多様な意見の存在を認めつつ、検討期間の延長によって反映できる機会ができたと主張。引き続き(動向を)注視していくと語る。
堀委員長は学生に向けて「学生も大学を創っていく重要な構成員だ。どのような憲章がより良いものなのか検討していきたい」とコメントした。
(真田)
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